八十八夜

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九十九里浜日記

2017年05月03日

昨日は八十八夜。 ♪夏も近づく八十八夜 とんとん♪
夏野菜はこの頃に種を植える。
東金から豊海県道を下ると、殆どの田圃で既に田植えが済んでいて、清々しく水を引かれた田圃に稲の早苗が綺麗に植えられている。早苗を運んでいる農家の人もいた。お百姓さんとの呼び名は禁句らしい。広い田を夫婦二人で仕事していた。
わたしの大好きな日本の田園風景の一つだ。
かつてあるラジオ出演の時、好きな音楽をかけるというので事前に問い合わせがあった。童謡が聞きたくこの時期だったのか、♪蓑着て傘着て鍬もって お百姓さん ご苦労さん♪をリクエストすると、今はもしかするとダメかもと言われた事を思い出す。

家に着くと、藪鶯の ♪ホーホケキョ♪ が迎えてくれた。
庭はと言えば、予想はしていたし、草取りの覚悟で来たのだが、それにしても叢と化している!!!
種まきどころではない。まずこの叢を何とかしなくては。
覚悟ができていたので、着いてお昼をしてから、早速草取りに取り組んだ。半日、疲れも知らずに、いい仕事だ。
可愛いピンクの花がついている豆科の雑草が一面蔓延っていて、これを毟るとさっぱりする。その中から、紫の小さな可憐な花の群生が見つかった。
紫蘭は増えて紫色を振りまいている。
小手毬も白く品よく枝垂れている。

半日、くたびれもせずに雑草と戯れた。地に触れている心底やわらぐ。大地の恵みだ。
小手毬と紫蘭を大きな花束にして床の間に飾った。白と紫で美しい花束だ。

明日も頑張るぞー。 

 

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