『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

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読書日記

2020年03月30日

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディみかこ 新潮社 1350円+税 

英国ブライトン市の公営住宅に住む日本人の母とアイルランド人の父を持つ中学生の男の子が主人公。底辺託児所で保育士の資格を取った母親とトラック運転手の父親に育てられながら、だからかちょっとおませで多感で傷つきながら逞しく成長していく、先が頼もしく感じられるいい子である。
筆者は、日々の体験を言葉巧みに英国底辺の実情を子供の目線を大切にしながら掘り下げている。底辺と言う言葉を使い、母ちゃん父ちゃんという。
教育ではカリキュラムが豊富、演劇、社会奉仕、性教育など市民として育っていくことを重視か。でも進学校と底辺中学の差も厳しい。
多国籍民を受け入れている社会である反面、白人社会との差別も歴然。そして日本に帰ってくると外人とみられる。
丁度欧州離脱選挙のただなかでの、政治の動きも興味がある。とにかく英国内の庶民の、日本の知らない日常を知らされる。

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