『緑の島スリランカのアーユルヴェーダ』

トップ > 日記

読書日記

2015年11月04日

『緑の島スリランカのアーユルヴェーダ』 岩瀬幸代 晶文社 1900円+税

2ヶ月滞在して、スリランカの人々の暮らしぶりをアーユルヴェーダという西洋医学ではないこの地伝統の治療方を実体験して、それをユーモラスな筆致で綴っている。
アーユルヴェーダは、私はインド旅行の際にオプションで付いていて興味があったが受けなかった。
この本は、実際にスリランカに2度ほど行ってアーユルヴェーダ治療を受けて感銘した人が貸してくれたのだった。是非あなたも行くと言いとのお奨めのようだ。
現代病の、特に社会参加を強いられている現代女性のストレス過多からくる様々な心身の不調和は、重い病の引き金になりかねず、アーユルヴェーダ治療は先ず自然薬草を飲んだりマッサージで体中の毒素を取り除き、瞑想でリフレッシュさせるというもの。
のどかな田園風景、潮騒が聞こえるなか、余念苦労をとりはらって身体を治療士に委ねて、眠るだけ寝て。…こんな状況を空想するだけで癒されるなー。行ってみたいなー。
とりあえず私は、気功を取り入れた健康太極拳を週3回2時間づつはするようにしているので、そこで先生の指導に従って心身の状態を穏やかにするよう努めてはいる。本当にこれだけでも心穏やかに、身体もしっかり動いてくれている、かな。
著者が外国人から、日本はメディテーションの先進国だ、禅がある、と指摘されたという件が面白い。そうなのだ、昔から人々はこころの落ち着きを求めていろいろと工夫を凝らしてきたのだな。
現代社会は落ち着いてなど居られない、ストレス社会だな。参った参った。 

 

[前の日へのリンク]← 
→[次の日へのリンク]

NewChibaProject