警視の哀歌

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読書日記

2018年09月05日

『警視の哀歌』 デボラ・クロンビー 講談社文庫 1000円+税

スコットランドヤードの警視キンケイド・シリーズの最新作。
はまると止められないのが私の性。15作目。多分すべて読んでいる。
今回は、素敵なキンケイド警視は育児休業中。活躍は、相棒というかかつての部下、そして今は妻のジェマ警部と彼女の部下メロディがもっぱら。とは言え、最後は結局キンケイドも加わってハラハラドキドキ、めでたく解決と相成る。
法廷弁護士の惨殺2件に、魅力的な心優しい新鋭ギタリストの過去が絡まる。クリスタルパレスと言われる、今は「水晶宮」の址しかない寂れた土地周辺が舞台となる。

夜半の外は台風21号で大荒れ。どうせ眠れないであろうと、しっかり読み切ってしまった。
本書最後に、キンケイドが復帰して久々に職場に着くと、机の上が片付けられて、転勤の辞令が置いてある。さて、どうなるのか。次作が待たれる。ったく、思わせぶりだなっ。

 

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