『メグレ罠を張る』

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読書日記

2019年03月05日

『メグレ罠を張る』 ジョルジュ・シムノン ハヤカワ文庫 520円+税

1月下旬から風邪ひきだったが、2月に入って咳によって腰を痛め、身動きならず、横になってじっとしていても退屈で、寝返りを打つのにも激痛が走り、咳でも激痛で、やむなくヒップに膏薬を張りまくり、チャンピョンベルトと称している固定ベルトで腰を支えて約1カ月、ようやく治りかけてきた。
慣らし運転とばかり、本屋に出かけた。故ロナルド・キーンさんの著書を求めて。が、本屋にはない。予約注文です、と。やはりアマゾンで買うがいいか。

横になって支え易く、軽いのがいいので、久々に本棚からメグレものを取り出し読んでいた。気分もいいので、読書日記をしたためる。

パリ警視庁の警視メグレ。司法警察とあるが日本とは制度が違う。
モンマルトルのごく限られた範囲で、冬から若い女性ばかり狙った殺人事件が5件続いている。今は真夏。地元民は避暑に出かけて空、うだるような暑さのパリは観光客ばかりとなっている。そこで婦人警官をおとりに使って大捜査線を張るが逃げられてしまう。
婦人警官が掴みとった犯人の服のボタンと生地を頼りに、そしてメグレ夫妻と精神科医夫妻との大人の晩餐の席での犯人像推理話で、事件解決となる。

セーヌ川から立ち上る身にまとわりつく熱気と警視の部屋のパイプの煙、重厚な古きパリを舞台にした物語だ。 

 

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