『アウトバーン』

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読書日記

2012年01月12日

『アウトバーン』 深町秋生 幻冬舎文庫 533円+税

姪が警視庁に勤務していてそれなりに頑張っている模様。
なのでこの小説が眼にとまった。

組織犯罪対策課八神瑛子35歳とある。
管内のやくざ社会に精通している八神。
不忍池付近の歩道で女子大学生が惨殺される。彼女はここ界隈の暴力団組長の娘だ。(最近、自治体組織の長を"組長"と呼んでいて、何だか聞き苦しい)  そして、続いて同じ長い黒髪の娘が同様刺殺される。それを知った八神の暗躍が始る。
上野署のマル暴である八神は、自らの強力な拳と特殊警棒を駆使し、暴力も金も悪党すらも利用して、錦糸町、浅草、新橋などの闇の社会を走り真実を追う。
何故か私に親しい地名が次々と迫ってきて興味がいや増す。
警察社会からは異邦人とみなされ、睡眠もほどほどに憑かれたように一人苦闘するめっぽう美人の凄腕デカ。
腕力の強い女が大好きな私は、次作の活躍も大いに期待している。

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