卒業祝い

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スローライフ日誌

2009年07月04日

何かと理由を付けて集う元職場の会がある。
今回は、メンバーの一人がめでたく37年間の勤めを卒業したお祝い。
とはいえ、現在は特別休暇中で直ぐに関連企業の支社長として再就職が待っている身だそうだ。
日本の企業戦士はなかなかスローライフに入れない、かわいそう!

この梅雨時期、誰が企画したか(?!)、一泊のゴルフ旅行となった。
2組成立。
伊香保ゴルフ倶楽部岡崎城コース
これが、霧雨が時たまかかる程度で済み、程よいゴルフ日和となったから不思議。
皆、朝の電車の中から飲みはじめて、スコアは云わぬが花。
コースは、上州の初夏の山々が蒼蒼としげるいいところだった。
何と、ランチ付きで5500円!

夜は、伊香保温泉でゆったりと過ごす。
とは言え、ご当人が奥さんとパリへはじめての海外旅行を果たした土産話しに花が咲く。
で、このメンバーで次回は海外旅行をとなるのだが、飛行機が怖くて乗れない人がいて、どうしょうかとわいわいがやがや。

翌日は、竹久夢二伊香保記念館へ。

まぁ、感激した。
竹久夢二といえば、明治生まれの母がその昔はなしてくれたことのうろ覚え程度の感心しかなかったのだが。
女性誌『婦人クラブ』の挿絵画家で、独特のなよなよとした美人画を描く人。大正時代に母などもその挿絵を胸に大事にそっとしまっていた、とかなんとか。
大正ロマンを彷彿とさせる原画や版が展示されている。その数多数。
そして、女性遍歴の多さに驚いた。巷に知れたわたった女性でも他万喜(たまき)や彦乃(ひこの)など少なくとも4人以上。
その場で林えり子著『竹久夢二と妻他万喜』を買い、帰りの新幹線で読む。

ここの記念館は、長田幹雄さんという夢二コレクターからの寄贈が多い。
長田さんは岩波書店の人で、岩波新書を企画し名付け親だった偉大な出版人。
彼のものかどうか、大正ロマンの家具什器が興味深く配置展示されている。アンティークらしい英国製の椅子、テーブル、書架、大時計、ステンドグラスなどなど、これがまた素晴らしく、落ち着く佇まいとなっている。
まさに、大正ロマンにスリップした心地。

大正ロマンの森として、庭や敷地、他のオルゴール館などの建物など、兎に角見応えがある。
地元の我々のメンバーも、はじめて来た、こんなに立派とは思いもしなかったと、感動しきりだった。

 

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