東北海道の旅 その1

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スローライフ日誌

2016年09月13日

先週後半の3日間、9月8日(木)、9日、10日と東北海道をバス旅行していた。
台風崩れの温帯低気圧が東北海道を直撃していたので、大雨だった。
北海道に時を空けず3つも台風が襲来した直後で、まだその傷跡も癒えてない中、思い切って旅を実施した。

思い起こせば、北海道には7回以上は行っていた。環境問題・省エネルギーの講演、風力発電の視察、リサイクル製紙工場の視察などなど、そして一昨年の利尻礼文島への観光と。

9月8日(木)
自宅を出るときは曇り。4時30分に出て、総武快速線の始発電車に乗る。羽田空港で羽田発女満別行JAL7時10分に乗る。女満別の気温は14℃と出ていた。

およそ2時間で女満別に到着。

 

女満別から南下、阿寒を通り、釧路まで行き、そこから開陽台を通って、知床ウトロまでの行程
明日はさらに大雨が予想されるとて予定を大幅に変更しての行程となる。

雌阿寒岳の麓、オントネー
オントネーとは、アイヌ語で"老いた沼"とか"大きな沼"という意。老いとか大きいとかいう意は尊敬の意味があろう。
足寄(あしょろ)町の東端にあたる。日本百名山「雌阿寒岳」に抱かれた神秘の湖。湖面が五色に映ろう。が、本日は雨なり。


本来ならこの方面に雌阿寒岳がそびえる。


台風で倒木が覆ってしまったトイレ。

途中は畑、畑の連続。玉ねぎや馬鈴薯、ニンジンなど。あとは牧場。馬や牛が放牧されている。

沿道にキタキツネがいた。
鹿の親子も見かけた。

 

釧路へ来た。
釧路は「丹頂」の里
でもある。沿道には丹頂の親子も遠くに見えた。
沿岸に 旧十条製紙工場などが見え、大きな煙突から白い煙がもくもくと立ち上っていた。

和商市場


台風のため漁に出られない船が多いと聞く。それでも午後の市場にはさんまをはじめ、毛蟹、鯨、イカ、エビなどなど豊富なものだ。

 

開陽台展望館
中標津町にある。見渡す限りの牧畜草原展望! 感激。


下に駐車場。遠くにわれわれのバスが見える。
はちみつをたっぷりかけてくれるソフトクリームが名物とて、この階段をまた駆け上った。


開陽台のいわれが書いてある碑と乳牛の親子像

北海道はすべて開拓地で成り立っているのを改めて思い知らされた。和人開拓民の苦労と、アイヌの人々の哀しみと、思えば切ない大地である。
西部邁の『友情』イザベラ・バードの『日本奥地紀行』池澤夏樹の『静かな大地』など北海道を静かに語った本を思い出していた。

 

知床に来て羅臼海岸。この向こうに本来ならば国後島がある。
知床とは、アイヌ語で"地の果て"という意
ラウスとは、アイヌ語で"獣の骨のあるところ"という意
ガイドさんがユーモラスに「国後返せーっ」と言った。


そして、知床半島を横断して反対側ウトロ温泉まで行く、今夜の宿です。
ウトロとは、アイヌ語で"その間をわれわれが通る"という意

ホテルでは夕食はビュッフェスタイル。これが怖いのです。美味しい海の幸を、甘エビ、イカ、ホタテ、毛蟹などなど食べ放題で、お盆を2つ持ち往復し、ロビーでウェルカムコーヒーとソフトクリームも食べ放題。余は満腹じゃ!
かくて一日目は無事終了。

 

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