東北海道の旅 その2

トップ > 日記

スローライフ日誌

2016年09月15日

9月9日(金)
今日は予報通り大雨。台風ではないので風は強くないが。
本日の行程は、知床ウトロ温泉から知床の自然を鑑賞し、天に続く道を通って摩周湖を通り、そして阿寒湖温泉まで。前に通った道を行ったり来たりする。


プユニ岬

知床半島の中ほど。ウトロから知床自然センターへの途中ですぐに着く。晴れていれば左側はオホーツク海が広がって見える。
プユニとは、アイヌ語で"穴のある場所"の意。
ともかく大雨。バスの窓にも水滴がびっしり。

鹿の親子。

象の横顔に似ている岸壁。

今にも溢れんばかりの水量の川。

 

知床世界遺産センター・隣接して道の駅ウトロシリエトク
斜里町にあり、世界遺産「知床」の玄関口である。
センターでは、ヒグマやエゾシカ、鯨などの実物大の写真や模型を展示し、知床世界遺産のみどころや管理情報を提供している。

知床国立公園でもあり、あたりを散策することもできる。
雨のため、建物の中で見学。

 

知床五胡
斜里町にある。五胡と言って、一湖、二湖、三湖、四湖、五湖なのだそうだ。2、30年まえまでは秘境でしられていなかったが、土地調査員が見つけて一躍観光名所となった。
雨の中、一湖までガイドさん付きで行った人もいたが、私はパス。レストハウスで土産品を見て回った。

 

道中また鹿が。今度は立派な角がある雄鹿だ。

 

オシンコシンの滝
オシンコシンとは、アイヌ語で"川下にエゾ松が群生するところ"の意。
水量が凄く、ガイドさんもこんなのは初めて見たとのこと。

 

天に続く道。
知床半島付け根のあたりを約18kmの直線道路。まさに天まで続いている。

天に続く道の途中の食堂で昼食。
食堂の前の道。延々と伸びている。英語で大雨の注意表示。

 

硫黄山
弟子屈(てしかが)町にある。標高512m。
私はバスの中から拝見。皆は雨の中カッパを着たりして出て行ったが。
硫黄の匂いがきつい。

 

屈斜路湖・砂湯。
弟子屈町にある。
屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖。
その湖岸の砂を掘るとそのまま温泉が湧き自前の湯船となる。
今日は雨で水嵩も増え、砂場はおおわれていた。
が、掘ってみると暖かかったそうだ。掘った人が言っていた。

湖畔の売店の木彫りの店。このおじさんの手彫りである。

 

今日の宿のある阿寒湖まで来た。
阿寒湖は、「まりも」が生息する。雄阿寒岳と雌阿寒岳に囲まれ豊かな温泉に恵まれている。

宿の近く、阿寒温泉街中心にあるアイヌコタンを着いてすぐ暗くなる前に散策した。

夜には火祭りがあるという。が雨なので割愛した。
アイヌの火祭りと言えば、昔、「イヨマンテの夜」という伊藤久雄の歌があったな。朗々とした深みのあるいい歌だった。
イヨマンテとは、アイヌ語で"送り儀式"の意。熊祭りとも訳されていた。1949年の歌。伊藤久雄は澄んで太く伸びのあるきれいないい声をしていたな。
   "イヨマンテ 
       燃えろ篝火 
            ああ満月よ 
                  今宵熊祭り "
昔はアイヌの事が多く自然に取り上げられていたのかな。夕方の子供向けラジオ番組では「コタンの口笛」という童話に聞き耳をたてていた頃を思い出す。

今日も大雨の中、無事一日が暮れた。

 

[前の日へのリンク]← 
→[次の日へのリンク]

NewChibaProject