夏至

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スローライフ日誌

2021年06月21日

今日は夏至。何故かこの言葉が好きだ。思い出が好きなのか…、時期が好きなのか。

当時フィンランド大使をしていた方を、彼女のご主人らと共にある8月末にヘルシンキを訪れたものだった。大使は生憎公務が入っていたが、ホテルの屋上に茹でたザリガニのアペリティフが用意されていて、夜10時頃かな、白夜のディナーを体験した記憶が澄んでよみがえる。まだまだ明るく、皆が屋上や野外で長時間の昼をゆっくりと愉しむ習慣なのだろう。
その旅はその後、夜行列車でサンクトペテルブルグに行った。車中、ロシアの警察だか兵士だかがパスポートと荷物検査に犬を連れ中を持って二人連れでまわってきた。我々の仲間の海外旅行が初めてのという信濃の山奥の工芸士は、そんな二人が来たものだから、奥さんを守ろうと入口で仁王立ちになっていると、困った警察官だかの一人が私たちのところへ助けを求めに来て大笑いになった。
サンクトペテルブルグの宿は前のモスクワオリンピックのためにたてられたもので、広大なものだった。ここで朝食にレストランに下りていくと、イギリスのダイアナ元皇太子妃が事故死したとの話しが漏れ聞こえてきた。部屋に返りテレビを付けると遺体が重々しく運ばれているところが映っていた。

別のフィンランドへの旅は正に夏至前後だった。父が死んで直ぐだった。この旅は大山のぶよさんも一緒だった。この旅では地方のムーミン村に遊んだ。ドラえもんムーミン村を訪問ね、と大笑いした。傷心の旅だったが、フィンランド大使と私は誕生日が同じでいつも一緒に祝ってもらっていたので、大使が覚えてくれていて、ヘルシンキでも祝ってくれた。

あれからおよそ4半世紀か。懐かしい思い出がたくさんあるな。もう亡くなった方も多いな…。

さて、今日の夏至は、梅雨の最中の晴。私にとってはコロナワクチン接種二回目を終えて翌々日。昨日は熱が午後に37度5分まで上がったがその後夕方から夜と36度8分と下がり、今朝は36度6分、昼も変化なく平温より多少高めといったところ。腕の痛みもほぼなし。このまま大丈夫でしょう。

 

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