悦子の談話室

12月8日

     
 

74年前の今日、日本による真珠湾攻撃が起こり太平洋戦争が勃発した。
今でも欧米からは、真珠湾(Pearl Harbor)と言えば日本人の卑怯な行いの代名詞として使われている。
どんな名目であれ、戦争はよくない。子供の頃、ハリウッド映画の「ここより永遠に」というロマンチックだが真珠湾攻撃を受けて戦になる映画をみて、よく理解出来ずにいやな気持ちになった記憶が蘇る。
現在ハワイと言えば常夏のパラダイスで観光客が押しかける。いい時代だ。
そんな今、ドウス昌代の『日本の陰謀』(1994年著)を読んでいる。米国情報公開法などを活用し、FBIなどの史料を元に明治初期からの日本人ハワイ移民の歴史をたどっている。当時のハワイは日本人人口が圧倒的に多かった。が、それはサトウキビ畑の最下層労働者として酷使され貧困に耐えていたのだ。まだ読み始めたところだが、米国の準州であり、サトウキビのプランテーション・オーナーは米国人はじめ白人たちで、絶対的権力を振るっていたわけだ。
無神経に踏み歩み遊ぶには、あまりにもさまざまな歴史をはらんでいるハワイという土地。20年以上前に私は無知でのんびり遊んだことがあるのだ‥。

(15.12.08)

 
     

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