悦子の談話室

あれから9年

     
 

あれから9年。ちょうど今少し前頃パソコンに向かっていた。長く続く大揺れに歩くのもままならず外へ出たものだった。
被災地はまだ復興半ばであろう。被災された方々のお心はまだまだ癒されてはいない事だろう。恐ろしい災害だった
この間、日本中で助け合おう、世界からも手が差し伸べられて、皆で一つになって頑張ろうなどとしていた。そして復興オリンピックなどと銘打って賑やかに豪華に花火が打ち上げられた。それでどうなったか…。それだけの予算と技術と人手を復興に振り当てていたならば…。
そこへ追い打ちをかけるように新型コロナウイルス発生。中国や日本だけでなく、急速に世界中に感染の広まりをみせている。グローバル社会の恐ろしさ。
ここは一人一人がデマなどに惑わされずに確かな護身を心掛けなければならないだろう。花粉症と相まって気温の変動で熱っぽく風邪かな、いや新型肺炎? 怠いな、などと気鬱になって、外に目を向ければ株価は急落、大きなイベントは軒並み中止、近くの小学校は閑散としていて、などなど、気分は落ち込むばかりだ。

天災は忘れた頃にやってくる。近頃では忘れるどころか追い打ちだな。

(20.03.11)
 

 
     

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