悦子の談話室

キャッシュ・カード

     
 

現金が底をついてきたので銀行におろしに行った。
カードで現金をおろして、いろいろとしまおうと手元を確かめると、カードがない。
おろした現金は明細書共々封筒に入っている。
その銀行の女性テラーとは親しいので、「ね、カードを無くしちゃったみたい」と直ぐに相談した。
彼女は封筒を見て、「そこに入っているカードは?」と聞く。そのカードはそこの銀行のカードではない。
「これは余所の銀行のキャッシュ・カードなの」と私。
「じゃ、明細書見せて下さい」と彼女。
「このカードでおろしてますよ」と。

つまり、暗証番号が同じであれば、どこの銀行からでもどこのカードでもおろせるのだ。
今まで、その銀行のカードでしかその銀行からはおろしたことがなかったので、銀行間にそうしたサービスの協定ができていることを全く知らなかった。
へーぇ。暑さでやられてしまったかと、一時は愕然としたが、いい勉強をした。ん、暑さでやられてしまっていたのは確かだ。だって気付かず無意識にいつもと違うカードを使ったのだから。
くわばらくわばら。ともかくもこの暑さと加齢、しっかりと自覚をもってスローに参ろうぜ。

(12.07.17)

 
     

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