悦子の談話室

文化プラザ閉館

     
 

3月21日、彼岸の中日、春分の日、氷雨の中(東京は雪)、京葉銀行文化プラザ音楽ホールの「ミュージックフェスティバル」に出かけた。
主催は「楽友協会ちば」
何故行われたか。この3月いっぱいでこのプラザが所有者の千葉市により売却されるからである。千葉市にあった唯一の本格的音楽ホールが閉鎖の憂き目にあうのである。
千葉市の文化色が益々失われてしまう。
市長はじめ関係所に閉鎖を思い止まってくれるよう嘆願書を提出していたのであるが。
わたしはずっと以前、このホールでソプラノ歌手川添千尋さんのコンサートを企画実施した会のメンバーとして、足偈くホールに通った。高校の後輩を応援しようと同窓の先輩たちと労を尽くした思い出がある。
今回の閉鎖に伴って、長年このホールで演奏を続けてきた楽友協会ちばのメンバー、ソロの演奏家、千葉混声合唱団の方々多くが、それを惜しみ願わくば早期の再開を期待して、こころを込めた演奏を披露したのだった。
4時間、素晴らしい有終の美を奏でた。これらの響きを永年吸って育ってきたホールの木材、壁など、かけがえのないものである。願わくば、このこころ豊かな音色が千葉市長に届き、再び千葉市の音楽の殿堂が生き返ることを切に切に願う。

(18.03.22.)

 
     

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