悦子の談話室

大腸内視鏡検査

     
 

この歳になると、いろいろと身体の検査を薦められる。
先は胃カメラだった。
今度は大腸内視鏡検査
昨日、病院からの帰り道、しみじみと帰還したなという実感で、苦笑いした。

一週間前にいつもの検査で腫瘍マーカーの数値が少し高くなったので大腸の検査をしましょうか、との医師の意見。
素人目にはそんなに高くない。30台で以前と少ししか違わない。
でも、折角だから検査することにした。

が、頭の中は真っ白だったよう。家に帰って説明書きをよく読んだら、検査前夜に飲まなければならない下剤がない?! 会計だけ済ませて薬などには気が回らずに帰ってきてしまったのだ。その日はもうやめて、翌朝一番でまた病院に取りにいった。
病院は旧川鉄病院、現在は名称変更で千葉メディカルセンター。JR蘇我駅の近くにある。我が家から往復で1時間程度。

で、3日前から、便が余り溜らないような食事のお試し協力で、繊維の多い野菜例えばトウモロコシなどたべず、生野菜や果物はとらず、海藻、豆類、蕎麦もだめ、などなど気を使った。
前日は検査食という、お粥やクッキー、インスタントポタージュなどセットで売られている、1000Kcalのものだけを食し、夜8時に件の緩下剤を飲んで終わり。

当日、何も食べずに、病院の部屋に囲われて、9時から11時の間に2lの腸内をきれいにする薬、つまりは下剤を少しづつゆっくりと飲む。
排便が10時頃から頻繁に10回以上あり、腸の洗浄が終わると、今度が本番、腸内検査である。

検査室の検査台に始めは横向き、後は仰向けで、内視鏡が肛門から入れられ、腸内を見てくれる。
検査医師はいつもの定期検査をみてくれる先生。30分弱くらいで終わり、「特に悪いところはありません、きれいです」と。
先生はご多用だ。大丈夫だからいつものように3ヶ月後の予約をいれておきますよ、と。それで終わり。

が、内視鏡と共に腸内に大量の空気を入れて膨らませて検査するため、終わった後はお腹がパンパン。妊娠7ヶ月くらい。ゆるめのスカートのウエストがきつい!
そのパンパンが半端でない。ガスとして出てくれればいいのだがこんな時には思い通りにならない。
下手に力めば便は水様なのだから匂いはなくても出ちゃったら困るだろう。午前中と同じに10分毎くらいにトイレにしゃがみ、力む。気持ちいいほど無臭のガスは出て、少しづつ楽になる。が、まだまだ大量に空気は残っているらしい。直ぐにパンパンになる。
蘇我駅でも1回トイレに寄り、外房線普通電車に乗って座ったらこれがいけなかった、猛烈な痛さ、胃の方に突き上げてくる。立った。貧血がおきそうで気分悪くなりそうで冷や汗たらたら。次の本千葉駅で降りてトイレで10分くらい休んで、ガスもたくさん出て、収った。
本千葉駅は50年くらい前に高校通学で利用していた駅! 懐かしいが全く変わっていた。

千葉駅で乗り換えて、今度は座らずに、稲毛に帰ってきた。
身体を動かすと腸も動くのか、ガスが思うようによく出て、歩きながらもして、楽になってきて、"帰還したな"の思いがしみじみとした次第。

少し食事をして休む。
夜横になってからも、気持ちがすかっとするほど、大量のガスが出ていたな。
何はともあれ、悪いところがないということは有り難い。

(13.07.18)

 
友人からの読後メール
  
失礼、笑いました。
昔、蛙を捕まえて、お尻に麦わらを差込、空気を吹き込んだ事を思い出しました。
お腹がパンパンで、川に戻すとお腹を上にひっくり返っていました。
ガスが出るまで、上を向いていたんでしょうね。
今は、深く反省しています。大腸検査の際、気づきました。

   (13.07.25)

 
     

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