悦子の談話室

埋め立て地液状化被害

     
 

巨大地震から1週間が過ぎ8日目に入った。
被災地では今もなお大変な事態が続いているだろう。

歯医者の予約が入っていたので出かけた。出かけられるだけ幸せである。
いつもの稲毛海岸までのウォーキングルートをちょっと入った海岸近くに歯医者はある。
国道16号から下(海岸より)は埋め立て地で液状化被害が凄いと聞いていたので徒歩で出かけた。

聞きしに勝る惨状だった。


国道16号を跨ぐ陸橋を降りたら、それでもきれいに補修が済んでいるところが多かったが(土の色が変っているので分かる)まだ作業中のところも多く見かけた。


公園のグランドでは少年野球で借りているからと、お父さん達が土を均していた。盛り上がっていたらしい。


ショッピングモール「パット」の道路側の電柱で、まだ倒れたままのものがあった。


道路上の跡。


歩道が壊れたまま。
車列は遠く前方のガソリンスタンドに入るのを待っている。


これも前方はるか彼方のガソリンスタンドへ。


歯医者さんの入り口に出来た亀裂と段差。


歯医者さんの隣のお宅は後ろに大きく傾いている。
エアコンの外機が半分埋まっている。


横断歩道を補修中。


「花の美術館」などある稲毛海浜公園の中にはいって、この奥の海岸まで行って、爆発炎上した京葉コンビナートの跡を見ようとしたが、閉鎖中で入れなかった。


また別のガソリンスタンドへの車列。


可憐な蒲公英が咲いていた。


ショッピングモールの「パット」周辺の被害は凄い。
砂埃がたっている。
マスクがないと歩けない。


スーパーは液状化の泥が入ってきて、断水だし、中では営業できないと、外でパンや菓子類の販売をしている。


広い駐車場も被害にあっていた。


ショッピングモールの中の遊園地も被害に。
バンビちゃんかな、使用禁止のアブちゃんが可愛いこと!


マンホールが浮き上がっている。
この程度の補修工事は後回しなのかな。

ショッビングモール周りの飲食店は、マックも、全て営業中止だ。断水で仕事にならないらしい。

ここと同じ埋め立て地の幕張メッセ付近も周りが全て液状化の被害を受けたと、歯医者さんでたまたま一緒になった市の職員の方から聞いた。

うちはたまたまトイレットペーパーが無くなりそうな状態で地震に見舞われた。ショッピングモールの「マツモトキヨシ」で6袋だけ残っているのを見つけで買った。
買い占めているようで気が引けて、会う人ごとに「丁度なくなってきていたの」言い訳しいしい帰宅した。

お米が無い、食パンがない、牛乳がないと皆心配している。
お店に聞くと、「入荷してます。棚に出すと直ぐ買われてしまうだけです」と。
物資は確かにあるはず。ただ配送のガソリン不足やパニック買いに生産が追いつかないだけだろう。
被災地の方々の苦労心痛を思えば、平穏の地はもう少し冷静になって、被災地に一刻も早くガソリン、灯油、食糧などが届くよう手配したいと祈るばかりである。

(11.03.19)

 

 
     

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