悦子の談話室

はだしのゲン

     
 

今日は8月6日
リオのオリンピック開会式が日本時間の丁度8時に始まり、リオのオリンピック演出者は黙祷を検討していたがIOCに断られたという。70年も前の事、つまり広島原爆投下を政治的と捉えてのことだという。オリンピックは平和の祭典のはず、政治的だとするよりはその過ちを世界中で平和の大切さを再認識するということに、柔軟な発想がIOCにはとれないのか。オリンピックは確かに今曲がり角に来てしまっているな。

CATVのファミリー劇場というチャンネルで、「はだしのゲン」、「はだしのゲン2」をやっていた。本では見たことがなかった。確か、とこかの図書館では、あまりにもむごたらしい表現のため棚からなくしたとのこと。漫画本なので子供たちには刺激が強すぎると。はだしのゲンは子供なのだ、子供たちが苦難を乗り越え逞しく生きていく本なのだ。それなのに愚かなことを図書館はする。
テレビで初めて観て、感動した被爆の状況は正に筆舌に尽くせないものだとは、広島の原爆資料室に行ったこともあり、知人が被爆者であることを昨年公言し、その彼女から聞いていたので知っていた。それを漫画ではあるが観るに耐えない痛ましいものとして、忠実に描写している。これは事実なのだ。信じられないような恐ろしい事実なのだ。フィクションではない。
現実にむごたらしい恐ろしい行いを人間はするのだ。だから、平和の大切さを子供の時分から学び、平和を守っていく努力を積み重ねなければ、世は危険なのである。

(16.08.06)

 

 
     

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