悦子の談話室

橋下発言

     
 

慰安婦問題に対する橋下さんの認識・発言には驚いた。
あの程度の考えしかないひとが、国政を県政を市政を変えると息巻いていた、それに多くの若者が乗っかっていく、そら恐ろしさを覚える。
もともと、精神の豊かさ、心からの喜びというものは全く伝わってはこなかった。
当初から橋下さんには危うさを感じていた。それが今回の騒動ではからずも的中してしまつた。
橋下さんは自身、出生の誤報か何かで尊厳に関する差別問題で苦しんだのではなかった。

本来、性の区別とは尊いものである。
表だってはあまり出てこないが、古今東西歴史的にも芸術的、宗教的、哲学的にも、重要で基調なテーマである。
それを、あの若さで、古色蒼然とした考え、肉欲だけに動かされ女性を男性の癒しの対象とみてしかるべきと、公言して憚らないとは情け無い限り。精神活動の貧弱さすら感じさせる。
同じ女性である母親、夫人、娘などに対してもそうなのか。
分け隔て無く、互いの性を尊重し合い、慈しみ、本性を生き長らえるのが文明化された人間のはず。否、動物のほうが余程自然本能に包み隠しなく優しいのではあるまいか。

女性蔑視とは言いたくないが、その考え方は、無意識のうちに男性の尾てい骨につきまとってはいまいか。
これは女性には無意識に感じ取れることではある。

橋下さんにしろ猪瀬さんにしろ、若さで人気に勢い余って自身を過信し過ぎている。至らないところは誰だってある。もっともっと真摯に勉強しないと、自身が恥をかくばかりか周りに迷惑である。

(13.05.16)

 

 
     

[悦子の談話室へ]

 

NewChibaProject