悦子の談話室

iPad

     
 

ある審議会に出席した。
いつもの印刷された資料と同じ内容が載っているiPadが置かれていた。
審議会開始前に、触っていると面白いのでいろいろと触った。が元に戻せない。事務方に問うと彼らもあまり詳しくはないのですがと断りながら戻してくれた。
委員の方々も慣れ親しんでいる人は少なそう。
そういう中、iPadはともかく登場した。いっそ、どちらかに統一したらよかろう。IT社会はペーパーレス社会になると思いきや、返って紙の使用量は増えていまいか。
そういえば行きの電車の中で、中年の自営業者風の女性がiPadを使っていた。

私は相変わらず旧来の携帯電話を使用している。iPhoneに代えると使用量が安くなると再三通知がくるので、思い切って店に行って説明を受けた。結果、私はインターネットはパソコンで使うので、電話や少しのメールだけなら旧来の携帯電話で当分は充分ということになった。そうですよ、そんな安くなる物、儲けの上がらない物を業者が売るはずはないのです。消費者がそうした物を買わないと経済が上向かないといわれればそれまでだが。

iPadなどには説明書がない! 使い方を知っている人が使う物だそうだ。私は消費者に説明書きをよく読んで納得して買うことと指導してきたというのに。何か傲慢な商品に思えてならない。
電車の中や移動中にインターネット検索しなければならないほど、忙しい暮らし方はしていない。それにしても電車の中を見渡すと、7人中4人が小さな画面を見て指をつけて左右に振っている。私のように紙の本を読んでいる人は殆どいない。

残念ながら悔しいが、いつかきっと私も指を左右に振っていそうだが。

(13.07.05)

 

 
     

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