悦子の談話室

マララさん

     
 

マララさん、今年のノーベル平和賞受賞者
凄い人だ。生まれてまだ17年間。この間にこれだけの素晴らしい凄い人間になっている。
こちとらは70年近く経ってまだ何かと迷っている。不惑はとっくに過ぎ古希が間近だというのに。
タリバンに撃たれた少女の著書『わたしはマララ』は、平易に少女らしい心情で綴られているが、なんのなんの!
受賞式でのスピーチも凄い。透き通る声で高らかに訴える勇姿。『わたしはマララ』が書かれたときまではイスラムの教えを守り決して人前に姿を曝すことのなかったお母さんが、晴れやかに美しくお父さんと並んでわが子に拍手を送っていた。

ひとりの子ども、ひとりの教師、一冊の本、一本のぺん
どうして、簡単に戦車は作れるのに、学校は建てられないのか

単純素朴で、しかも真実をついた、もの凄いメッセージだ。

女子にも教育を、と訴える「マララ基金」がある。
それへの国際的協力も広まっている。イギリス元首相のゴードン・ブラウンさんはじめ、女優のアンジェリーナ・ジョリーさん、歌手のビ・ヨンセさんなどなど。日本人はどうした? 
『わたしはマララ』の売上げ金の一部も「マララ基金」に寄付されている。

(14.12.12)

 
     

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