悦子の談話室

差出人の名前がない

     
 

差出人とはこの私である。

お中元にいつもの郵便局で受け付ける「ふるさと小包」のようなものを最寄りの郵便局で利用した。
一週間ほどして、受け取った方からお礼の電話があった。
「誰からか名前が書いてないけど大丈夫ですか」と配達の人がいったので、伝票をみてみると差出人の名前が書いてないという。住所に間違いがないので分かったけど…、と。
しばらくして、お届け通知なるものがポストに入ってきた。見てみると、成る程複写だから差出人の名前がないのがよくわかる、が住所があるから我が家に届いたのだろう。

多分、販売業者が郵便局からの書類を書き写す際、記入漏れしたとしか考えられない。
しかし、差出人の名前の明記されていない物を郵便局が受け付けて発送してしまうところに、うっかりミスではすまされない恐ろしい欠陥がある。
受け取った方は誰からだろう、何だろうと不信に思ってしまう。

最寄りの郵便局にこの顛末を電話で話したが、「すみません、お詫びにうかがいますからご住所とお名前をうかがってもよろしいでしょうか」と、今流行の妙な日本語使いで云う。
私に詫びたって解決にはならない。
こんなことがよく発生するのか。
何だか急に腹が立ってきて、「よろしくない! 局長にしっかりと報告しておきなさい」と電話を切った。

かつての郵政事業が民営化されて様々な問題点が明るみに出てきている中、念には念を入れてしっかりとした仕事を見せてほしいものである。

この私とは、情報通信行政・郵政行政審議会の委員でもある!!

(09.07.10)

 
     

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