悦子の談話室

御事終い

     
 

御事終い
"おことじまい"と読む。
12月8日は事納めの日として、古くから針仕事などの仕事を終える日とされてきた。

今日、7日に、山崎仙峡さん主宰のお茶会は納茶会だった。
いつものホテルオークラの聴松庵。
実はそこで伺った話し。
今年のことはすっかり流して、また新たに、真っ新からはじめましょうということで、今日の茶会は白が基調だった。
お花は、待合では白のアマリリスと白の小バラが生けられ、茶室では白のシクラメン(縮緬状の花)。いずれもオーストラリアからのものだそう。
お菓子は、真っ白な薄い皮で上品な甘みの餡が包まれたかわいいもの。こちらは京都から。
掛け軸は、「…茶味薫」。小堀遠州血筋の前大覚の高僧。

いい御事終いだった、特に私にとっては。

そして、12月13日はもう事始めである。
正月の用意に取りかかる日。
この日に門松を迎えたり、人気商売に関わる人々の間で祝う仕来りがある。
この日に年賀状を書いたらいいかも知れないですね、っと。

(08.12.07)

 
     

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