悦子の談話室

事業仕分け

     
 

「事業仕分け」とは、一体何だろう?
聞き慣れない言葉を使いたがる。事業を仕分けするとは、仕事を手配すること?
「認識しております」という言葉も、お堅い人々はよく使う。「捉えている」、「知っている」、「そう考えている」ではだめなのかな、軽くて?

で、テレビを見ながらいろいろと考えた。仕分け場までは出向かなかったが。
これまでの官の仕事があまりにも杜撰なこと。
無駄や大盤振る舞いが甚だしいこと。
それがみんな国民の血税を使っていること!!!
第三者からの普通の視線が新鮮で厳しいこと。
官の人々は自分の仕事を分かっていないで、ただ流されて仕事をしていること。
などなど。

指摘されたことは普通の人々から見ればもっともなことで、分かり易く、痛快ですらある。
だとすると、この日本という国が、世界で一流国になっているのは例え経済面だけとは言え、不思議だ。
民間人の力が偉大なのだな。
国としてはとっくに破綻していてもおかしくない。

が、普通の人々の目線で、基準もよくはわからないが、機械的に一律に一刀両断の傾向は否めなかった。
見方を変えると、この国の存続していく、続いていく、そこをどうしようという政治的メッセージは全く感じなかった。
メリハリのある施策が欲しい。
とはいっても、これまでの愚かな尊大な事業が国の仕事としてまかり通っていた、そればかりが俎上にのぼったので、今回は致し方あるまいが。
しかしその数の多さよ。私が仕分け人だったら、もっともっと怒っていただろう。

国民の血税の、無意味な無駄、莫大な浪費は全く許せない。が、次回からは、立派な種蒔きをする、次を大きく育てていく、普通の目線だけでは無理ないわば真のエリートを作っていく、そんな先を見据えた日本の姿をもっともっと議論する場も広げていってはどうか。

(09.11.29)

 
     

[悦子の談話室へ]

 

NewChibaProject