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悦子の談話室

         
   

女帝

 江戸東京博物館で開催されている「エルミタージュ美術館展」を観た

 ロシアのサンクトペテルブルグでエルミタージュ美術館を鑑賞したときの感激が蘇ってきた。奇しくもその日の深夜、パリでイギリスのダイアナ妃が交通事故死し、ホテルでBBCTV放送に見入ったことも思い出される。

 日本での展示は、絵画が主だが、エカテリーナ2世の瀟洒な馬車、宝石を惜しげもなく使った装飾品、何百セットとあるウェッジ・ウッド製蛙紋章付きの陶磁器セット数点などなど127店。エルミタージュ美術館には300万点以上の美術品が所蔵されているという。その殆どがエカテリーナ女帝が手当たり次第集めたものである。127点でも十分に見ごたえはある。建都300年を記念して、第二次大戦でドイツ軍に剥奪され、わたしが観たときはまだいたるところ剥げていた「琥珀の間」が、現ドイツからの協力もあり、昨年華麗に復元完了し話題になったが、これは勿論写真だけだった。

 ピョートル大帝がサンクトペテルブルグを建都しロシア国を築いたが、ドイツの小国から嫁いだエカテリーナ女帝が、父とも仰ぐピョートル大帝を範に、ヨーロッパ諸国と互角に渡り合えるまでの文化的軍事的政治的国家に造り上げた。軍事的国家にするには、女帝の艶話が虚偽混ざり合って華々しいのは有名である。ポチョムキン将軍などなど。

 女帝は素晴らしい。

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