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 21世紀は水素エネルギーの時代

 フォーラム・エネルギーを考える(ETT)の見学会で、水素エネルギーについて勉強する機会があった。

 水素エネルギーはまだまだと考えていたが、どうしてどうして、急速に研究開発が進んでいて凄いのに驚いた。もう目の前まで来ている。

 水素は天然には存在しないため、つくるのがたいへんだ。化学の授業を思い出してください!

 一番実現の可能性が高いのは、自動車用燃料電池運転(実験用)しているのは日本に一台しかなく、ベンツ車。それに試乗させていただいた。いたって物静か、加速は最高! いってみれば電気自動車だが、ちがうのはバッテリーを積んでいないこと。水素をスタンドから重さ単位で取り入れ、フロントから入ってくる空気の酸素と結合させて電気(と水)をつくる仕組み。

 目の前まで来ているとは言え、このベンツが1台1億円、レンタルだと月100万円だと。

 実は、米国はGMの燃料電池(水素)自動車数百台をイラクで軍用車として使っている。石油確保のために水素を使っている、凄い国だ。エネルギー確保が国家安全の基本。

 全ての科学開発は、だいたい軍用から発して民生に普及してくる。その方程式どおりだ。

 日本はエネルギー資源がゼロにも等しい。危うい国だ。高温ガス炉からの900度の熱で水を分解して水素を製造する世界でも最新の実験が進んでいる。しかし現段階でまだ100億円からの予算が国からつかないため、高温ガス炉と水素製造研究施設と繋がっていない。税金の使い方が下手な国だ。米国は、追加予算として水素エネルギー国家戦略に12億ドルを建てた、追加でだ。

 日本もエネルギー戦略をしっかり立てないと、こんなにふんだんに使っていては、ひとたび不都合が生ずれば30年前の石油危機どころではすまされまい。

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