おしゃべり・トーク

「茶の湯」特別展

         
   

催しいろいろ

会場 東京国立博物館平成館
期間 6月4日(日)まで

茶の湯に纏わる歴史を、発祥の室町時代から近代にいたるまで、掛け軸、草紙、茶壷、茶入、棗、香合、水指、茶碗、茶杓、湯の窯、花入などなど、およそ260点もの展示で辿っている。
全て貴重な超名品揃い。藤原定家(これは平安時代)の書や千利休が切腹する2日前の書状、本阿弥光悦や長次郎作の茶碗、利休や古田織部作の茶杓、などなど、実物が置かれている。
外国作(唐物)の曜変天目茶碗の中国、朝鮮など多いことは知っているが、15〜17世紀にインドやベトナムで作られた水指、花入があるのには注目した。

ライトなしで写真を撮ることができる場所が設けてあった。
「燕庵」の実物大模型である。「燕庵」とは古田織部邸にあったものを薮内家邸に移築されたもの。織部好みの茶室である。


1時間で見て回ったのだがとても不十分。展示がかわるのを見計らってもう一度行きたい。
私は社会人となって初めての年から2年間、勤務先の会社で、社会人の嗜みとして茶道と華道くらいは知っておくべしとの社の方針で習った。そこでは織部の一派・鎮信流という武家の手前を学んだ。華道は小原流。
禅の修行から始まった茶道。学びの奥が深く、心静かになれる。いい文化である。もっともっと文化というものを大切にしていきたい。

(17.04.23)

   
         
 

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