エジプトの旅 8日目「ダハシュール、メンフィス、サッカラ、そしてカイロへ」

エジプト悠久の旅

メンフィスは古代エジプト最初の首都。その死の都(墓地)としてサッカラ、ダハシュール、ギザがあった。サッカラに世界最古のビラミッド(王墓)がある。

ギザ駅、そして朝食、バスでメンフィス方面へ

6:40 ギザ駅到着。まだ薄暗い。写真はかなり明るくしてある。

ギザ駅も神殿を大分意識しているな。

 (正面出入り口)

列車でも夜食や朝食も軽いのが出たが、ギザの近くで、これぞ高級リゾートホテルという素晴らしいところで朝食をとり、夜行列車の疲れをとる。

 (ホテル内沿道に棕櫚が植わっている。)

 (ホテル内の大バンケット)

 (ホテルのきれいな花の咲いた植木)

 朝食後、 バスでメンフィス方面に向かう。沿道にはナツメヤシの木々が生い茂り、実が熟してそれはもうたくさん成っていた。

 ナツメヤシは貴重な木。実は重要な常備食料で、そのままあるいは乾燥して食べる。ホテルでも果物のところにりんご無花果バナナマンゴーなどとともに、ナツメヤシが置かれてる。味は柿のような渋さが少しあり、ほの甘い。種は小さい。

 そうそう、モロヘイヤオクラレンズ豆などもエジプトの代表的野菜。よくスープなどで出てくる。

  (バスの窓から。沿道はナツメヤシの林、林)

ダハシュール

先ずはダハシュールまでゆく。

1996年からダハシュールのピラミッド群は一般公開されるようになった。

このピラミッドは化粧石が剥がれてしまい赤いピラミッドといわれる。。

古王国第4王朝のスネフル王が建設した。クフ王の父である。紀元前2600年のこと。今から4600年前ことになる。

 (赤のピラミッド)

 これが最後のピラミット入場になる。みんな決死の覚悟。あの階段を登り、そして中に入ると地平まで、急で狭く低い階段状通路を下る。帰りは逆。

 墓内の玄室の天井の、とんがり帽子のように組んだ木材がそのままで凄い。

 何人かはパスした。わたしは頑張る。翌日、またうさぎ跳びの後のような強烈な足の筋肉痛に陥われた。日頃の鍛錬がなっていないのをいたく反省。

近くに同じスネフル王の建てた屈折ピラミットが見える。

 (屈折ピラミッドの近景)

 (屈折ピラミッド)

屈折ピラミッドは化粧石が残っている。

こちらのピラミッドが赤いピラミッドより先に造られた

 ダハシュールは軍事施設の多いところで、柵のむこうは立ち入り禁止。

メンフィス

古代エジプト最初の首都栄華の跡。

こちらは「生の都」。

 (入り口)

右側の建物に巨大像が横たわっている。

横たわるラムセス2世の巨像。足首から下が破損しているため、建物の中に保存されている。

 (ラムセス2世の立像)

 (アラバスター製のスフィンクス)

アラバスターは大理石の一種だが、柔らかい。

アメンヘテプ2世が造ったとも、ハトシェプスト女王の顔ともいわれている。

全長8mある。高さ4.25。

 「死の都」に対して「生きた都」の跡が残っていない。生きた都でも、神殿は石で造られたため今日にその姿を残しているが、宮殿などは日干し煉瓦で建設されたために壊れ易かったから。

サッカラへ

この地名がビールの名前になっている。エジプトのビールはサッカラとステラ。

運河を渡ったりして、サッカラ村に行く。

ジェセル王のピラミッド・コンプレックス

ジエセル王は古王国時代のファラオ。紀元前2650年。今から4650年前のこと。

ビラミッドを中心に、中庭や祭殿、葬祭殿、小部屋などの跡が残っている。

遠くに、ダハシュールの赤のピラミッドや屈折ビラミッドが霞んでみえる。

 (階段ピラミッド)

このジェセル王の階段ピラミッド最古のピラミッド

これ以前は、王墓も箱型だった。マスタバ墳とよばれるもの。これを積み上げ完成したものがこのピラミッドであり、以降のピラミッドの原型といわれる。

サッカラの街を見下ろす。

カイロへ

ナイル川を渡ってカイロ市街へ。

何処に行ってもナイル川がついて回る。正にエジプトはナイルの賜物である。

ハン・ハリーリ市場

大きな市場でごった返している。

みんなが買物で目の色を変えて飛び回っている間、喫茶店でガイドさんと添乗員さんが一休み。ガイドさんは水タバコを吸っている。喫茶店では殆どのエジプト人は水タバコを吸っている。アルコールが宗教上禁止のため。

ナイル川ディナー・クルーズ

ベリー・ダンス

スーフィ・ダンス

最後の夜

宿はラムセス・ヒルトン。

部屋の窓から、エジプト最後の夜景。ナイル川を見下ろす。

 

 

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