第31回会合のもよう

千葉ウィメンズ・フォーラム

こころをスローにすること実行委員会

日時 2010年06月14日
    12:00〜14:00

会場 三菱1号館ビル 「GRILLうかい

梅雨の頃ですから雨模様は当たり前!
久々に都心でのんびり寛ぎました。
会場は今話題の東京丸の内に新装オープンした三菱1号館。


この2階に「うかい」はあります。


三菱1号館美術館入り口。
月曜は休館です。

パリにある瀟洒な邸宅美術館を思わせる佇まいです。

さて、会場の「うかい」にて。


お隣にお一人いるのですが、ぶれてしまい、美し過ぎて撮れてしまいましたので、編集者の独断で載せません。
ご本人は悔しがっていまーす。

久々の洒落たレストランで、美味しく頂きました。
食材や食器、装飾にかなり凝っていて、舌や目の肥えているみなさんにも大好評でした。

会話も、それなりに落ち着き、静かなものでした。
それでも、昨今の話題、今の政治家の話し、IT文化で人間はバカになっていくとか、老後の話し、宮崎県の口蹄疫の話し等々。


話し忘れたと、メンバーから以下のメールが届きました。

<昨日は とてもおいしかったです。
 お話しようと思ってたこと忘れたのでひとつご報告

 先日 群馬県の富岡製糸場の見学にでかけました。
 ここは 私が想像していたのとは異なり日本の近代化に向けた
 先進的な企業で建物・設備類・運営とも先進国のフランスから導入し
 労働者は日本各地から技術を習得して帰国後その地方の指導者となるべく
 推奨された人々という事でした。
 これは話の主ではありません。

 その後日航機が墜落して名前を覚えた上野村の深い深い緑の山を越えて
 神流川(かんながわ)発電所の見学をしてきました。
 ここは 世界最大の揚水式発電所だそうです。ご存知ですか?
 長野県の信濃川の南相木ダムを上部としてここから山下の群馬県の神流川に
 水を落とします。この653mの落差で風車を回して発電します。落ちた水は
 夜間に余剰電力を使って元の南相木ダムに返すのだそうです。
 発電は地下33mにあります。地下水脈への影響は不明ですが一見自然破壊のない
 とっても理想的な施設のように思われました。しかしここで発電された電力は
 これから良く発生する一般の原子力や火力で発電した電力が不足になった場合の
 補助電力なのだそうです。どうしてか伺ったら 日本は水が(川)不足とのことでした。
 瑞穂の国 日本という事で日本は水の豊かな国だと思ってましたのでびっくり。
 
 出かけた時期は ちょうど柔らかな緑が萌え始めて 沢山の木々に紫の木藤が絡
まって、それは桃源郷でした。先週土曜日の早朝の自然紀行で この上野村には山師と呼ば
れる山を守るすばらしい技術者がいてこの方をしたって沢山の若者が各地から修行に来てるんだそいうです。
さもありなんと思われる山の美しさでした。>

篠崎の返信
<何時もいい旅をなさってますね。
かんな川発電所には私は多分行っていないかな。昔の仕事のことで殆ど忘れかけていまーす。殆どの発電所はみていますが。
揚水発電とは、特に夏場など、通常の発電(原子力と火力が中心)では不足になったとき(冷房需要など)、上のダムに揚げていた水を落として発電して急を凌げる用途が重要で日本で開発された発電システムです。
夜間余っている電気(原子力や火力発電は止めたりまた始動したりは簡単には出来ない。従って深夜電力の利用を薦めている)で、水をまた上に揚げます。
一般の水力発電は、水の落差を利用して水車を回し発電してその水を流してしまうだけですが、揚水発電はダムを上と下に造っておいて、水を下ダムに落としたりまた上ダムに揚げたりする方式です。
日本は水がそれほど足りないことはないと思いますよ。ただ外国の大河のように悠々と流れるのでなく、狭く急流が多いためにどんどん流れてしまうという説明だったのでは?
エネルギー資源は全く無いので(原子力も石油もLNGも全て輸入)、水や風など自然のエネルギーを有効に利用する工夫を絶えずしているはずです。
昔とった杵柄で、一言コメントしました。はっはっは。
そうだ、今度みんなでどこか発電所見学にでも出かけましょうか、ね。>

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