第35回会合のもよう

千葉ウィメンズ・フォーラム

こころをスローにすること実行委員会

日時 2011年05月13日
    12:00〜14:00

会場 辻留

昨日は雨模様で気温も15、6度。天気予報によると本日は晴れて気温は30度近くまで上がるらしい。
ということで、何を着ていくか戸惑ってしまった。

会場は赤坂の老舗日本料亭。
大震災でみなこころが萎縮してしまっていたので、出来るだけ明るく陽気で贅沢な雰囲気に浸りたかったのだ。

集まってみると、いつものメンバー、みな明るく元気で何よりでした。
ここの女将も、「とても明るく楽しい会ですね」と。

 

でも、話しはどうしても被災時の話しに。
・しばらくは地震酔いといおうか、ゆれているようで困ったというひと。
・娘さんがアメリカ大使館関係の姉弟にピアノを教えているが、あっという間にみんな帰国してしまったらしい、というひと。
・都内の区の施設で料理教室を開いているメンバーは、帰宅困難者にその教室を開放して泊めてあげたが、皆さんキッチンなどの使い方が乱暴で後片付けもされていず、後で3日がかりで掃除をしたとのこと。
・仙台で車椅子生活をする90歳になる従兄弟を見舞った。彼は動けないので水の供給に隣の人にもらってきてもらおうとしたら、一人1瓶と決められていてもらってきてくれることが出来なかったと。
・会社の社長をしている人は、丁度大きなイベントを抱えていて、翌日も出社したと。会場が東京ビッグサイトだったので中止になり、その対応に大童だったらしい。
・自宅マンション沿いの国道は、帰宅する人の行列で車はほんの1筋通れればと言ったところ。リュックを背負ってスニーカーの人とハイヒール姿の人と半々くらい。勤務先の避難グッズ備蓄度が伺われた。

嬉しい話しも。
中国に料理の勉強にいっていた息子家族孫ともどもが帰ってきたので、またとても賑やかになったそうな。

原子力発電という、現代科学の英知を集めた人間の知恵も、自然の猛威には蟻ほどの力もなく破壊される恐ろしさ。アメリカでは巨大竜巻の発生が数多い。地球は怒っているのか。
これも人間の浅知恵に過ぎなかろうが、今は責任の擦り合いでなく、これを教訓に、先ずはこれから先の日本の生きていくことを考えて、津波の高さが15mだったのなら原子力施設もその他も、20m級の防波堤を築くくらいの保険をかける必要があろう。
これからは人間の身の丈にあったライフスタイルを取り戻していかなければ、ね。
ここ1、2ヶ月で急に国民的大問題として言われはじめた資源・エネルギーの問題、原子力を含めた発電所の仕組みの話し、省エネルギー・節電の話し、ライフスタイル見直しの話しなどなどは、これまで30年間わたしのしてきたおもな仕事でした。ずーとそういう話しをし実践してもいたので、こんな形でなくもっと以前から真剣に国民が取り組んで欲しかったと痛切に思っています。(篠崎の加談)

95歳の母上を自宅で介護している人の可笑しい話し。
地震のときはもう母を連れては逃げられないので、死ぬときも一緒、ここにいようね、といったら、「あなたと一緒はいやよ」と断られたとか。痴呆症も進んでいるそうだが、振られたとみんなで大笑いした。
地震の震動に気がついていないらしい。

そう言えば家の亡母も、介護ベットに寝ているときに地震がきたことがあった。わたしも諦めて死なば諸共と母に覆い被さったら、母は嬉しそうににこにこしている?! 関東大震災を体験しているので地震には一際注意深いのに。ははーん、地震に気づいていないなと、ほっとするわ悲しいわ、の記憶が甦ってきた。

そしてそのお母さん、いつもは殆ど居眠りなのに、たまたま生肉料理のユッケの事故関連のテレビを見ていたのか、大好物の肉の料理を出したら、「これお肉ね、私食べない」と。「火を通してあるからこれは大丈夫よ」といっても、「私は食べない」と。これまた大笑いになった。

・大地震の時ゴルフをしていた。打とうとしていたら揺れるから、目眩と思い、いよいよ脳溢血で血管がきれたのか、これまでだな、でもここで死んだら恥ずかしいな、等と考えたと。すると、足元がすずーと揺れて、これは大地震だと同じ思いだったらしいパートナーと顔を見合わせて納得したひとも。
・大地震で自室のテレビが落ちたという人も。
・一つの歴史と思い、録画やスクラップをしているがこれが大量でまいったと言う人。
・東京宝塚劇場で観劇していて、そのまま宝塚に泊まったというひとも。

ホテル業界に詳しい人が、日本のホテルは地震の時にいる人、入ってきた人は、だれでも避難をさせるのだそうだ。ところが外資系ホテルは全員退避させるのだそう。日本のホテルなど公共施設は、避難先に指定されていたりして避難への対応が整備されている。外資系ホテルは責任をとりたくないのか、今回の地震のときも退避させたらしい。

嬉しいはなしも。
・お孫さん3人が同じ小学校に入って、21日の運動会に3人とも選手に選ばれて応援にいかなければと、実に嬉しそう。
韓国旅行を何度も長期間に楽しんでいる人は、暫く行ってなかったらお尻がもぞもぞとしてきてしかたなかった。25日からまた出かけられると、これまた嬉しそう。
・また一人お孫さんの生まれた人。3ヶ月で可愛いのなんのって。にこにこ笑う、こっちもにこにこ!! これまた実に嬉しそう。

まだまだ、兎に角みんな堰を切ったようにお喋りで、いつものことですが、楽しかったです。
話し不足の方はどうぞ追加して下さい!!!
大震災を経験して、それぞれそれでも元気に、真のスローライフを実践しているようで何よりでした。

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