おしゃべり・トーク

骨折闘病記

         
   

2003年11月10日(月)

雨上がりの夜半、千葉市内での会食の帰りに、きれいにつるつるに整備されている歩道で、連れの人たちに話し掛けようと、バランスを崩した瞬間、思い切りすてんと仰向けに。滑らないように、雨用の合成皮革のブーツを履いていたのにである。

とっさに、空いている手を突いて支えてしまい、ボキッという音がしたように感じた。

連れのみんなは、わたしがそんな状態とは気づかず、「じゃあ、お先に」とか言いながらどんどん帰っていく。

痛さはしばらくは何も感じなかったが、手はだらりと垂れてしまい、見ると腫れてきた。右手首である利き手である。

道中、気を失いかけ、ガ−ドレールにぶつかりながら、よたよたと、我ながら気丈に意識をもって、なんとか切符を買い(この時すでに手は全く動かず、痛いのを堪えてえいっと財布から小銭を取り出す!)、電車に乗って、そして自宅の最寄駅に降りた。

携帯をもたない私は、またもやえいっとばかりに10円玉を取り出し、姉に電話、車で迎えに来てもらう。

自宅で本日の夜間診療担当の整形外科を探し当てる。蘇我にある川鉄病院だ。帰宅したばかりの甥が、自分も何度か骨折の経験があり、その辛さを察してくれて、すぐに車で病院まで運んでくれる。30分もかからずに着く。

病院では先患者ありで小一時間待つ。すでに熱が7度6分に上がっている。

レントゲンで診断の結果、手首2カ所骨折。そして、手首がずれてしまっているとのことで、麻酔をしてぐいっと元の位置に捻ってくれたようだ。あとはギブスで固定された。

大丈夫ですかと若い当直の医師にきかれた。大丈夫ですと応えると、「女性は大丈夫なのです。男性はだいたいだめです。」と笑っていた。

すでに真夜中を過ぎて、明日になっている。

痛み止め、腫れ止め、胃薬の三点セットの薬をもらって帰る。医師は腫れが心配らしく、「指先が紫色になってじんじんしてきたら、我慢しないで何時でもいいから直ぐにまた来てください。我慢しないで。」と念をおした。

2003年11月11日(火)

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