おしゃべり・トーク

骨折闘病記

         
   

2003年12月24日(水)

クリスマス・イブだというのに病院通い。

先生の今年最後の担当日とあって、大入り満員。先週、「もう予約の余地はありませんよ」といわれながらも無理やり潜り込んだのだから仕方がない。

またレントゲンだ。

待ち時間に、目の前の診察室から、入っていった幼児、女の子の引きつったような泣き声が聞こえてきた。しばらく聞いていたわたしは、不覚にも、妙な気持ちに襲われ、気を失いかねない雰囲気になってきた。ここでわたしが気を失っても始まらない。何とか気を確かに持って踏ん張った。貧血かなと思い、帰りには七面鳥のローストならぬ焼き鳥のレバーを買った。

骨はついたようだ。万歳!! 重たいものは絶対にもたないでと言われて、晴れてギブスがとれた!! 6週間ちょっと、固めていたことになる。「記念にこのギブスもっていきますか」と、なかなか茶目っ気のあるドクターだ。

実は2、3日前から、ギブスがうっとおしくて、こっそり外したりしていた。人体の回復力は凄い。そして自分で治ったことがわかるのだ。

早速、リハビリ科に回された。みんなに脅かされていた痛いというリハビリである。ただ、わたしはあまりこの手の脅しにはのらない。注射が痛いとよく脅されるが、そんなのちっとも痛かったためしがないからだ。

こちらはあまり待たなくてすむ。

まず、手と手首、腕を温めるために、浴室のようなところに行って、小さい槽で、40度にセットされたぶくぶくと気泡のわくお湯の中に10分間手を腕の中程まで入れておく。

温まったら、女性のリハビリ技師がきれいな手で、指や手首の曲がり具合をものさしで測りながらぐいぐいと、でも優しく、揉んだり引っ張ったり、そして曲げたりしてくれる。

わたしは手を動かしたくてうずうずしていたので、案の定痛いどころか快感だった。こりを解してくれる感じ。全く痛くないわけではないのは当然。

リハビリになるからと、パソコンを叩くことや、字を書くこと、お箸をつかうことなど、兎に角どんどんやること、といわれる。

どんどん書くと言われても、毎年400通は書いていた年賀状は、今年も失礼することにした。ここ数年、身内の不幸や会社の不祥事などで年賀状が書けないでいたのだ。今年もだめか。

年賀状、大掃除、お節、九十九里町の実家で新年を迎える(初日の出の名所)、全て次回のお楽しみにとっておこう。

千倉町で花卉園を営んでいる従兄弟が大量の切花を送ってくれた。生け花もリハビリになると思い、大きな花瓶4つに活けた。花バサミで辛うじて丈を切り整えたりした。ちょっときつかったかな。

そして、腫れてきたら、氷で冷やすようにと。

夜、入浴時に病院でしてくれたとおなじことをした。

かなり、手が手らしくなってきた。が、まだまだ。焦らないこと。

2003年12月26日(金)

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