おしゃべり・トーク

退職日記

         
   

2004年04月09日

 昨日は夕刻、庭の草取りをした。

 夜中、この冬痛めた手首が痛み出した。

 そして、今朝は腰が張っている。翌日すぐだからまだまだ若いか!

 道路の反対側にある公園から、満開を過ぎた桜の花びらがわが家にまでたくさん飛んでくる。見事な花吹雪である。公園はさながらふわふわのピンクの絨毯を敷き詰めたよう。

 我が家の八重桜も八分咲きだ。この桜は、恵比寿にあったビール工場が都市開発で取り壊された時、周りにあった木の苗木を思い出の桜として頂いたものである。

 庭に伸び放題に広がった蕗を整理する。あたりにとても小さな芥子がびっしりと生えている。百合の芽も出ている。都忘れが蕾をもっている。

 今年は全体に生育がはやいようだ。

 友人で大会社の重役にまで登りつめた女性がいる。今でこそそういう女性は結構多いが、彼女は日本でまだ一人か二人くらいのときだ。その彼女が、退いた春、わざわざ電話をくれた。「家の直ぐ近くに小学校があって、そこの桜が満開なの。こんな素晴らしいの少しも知らなかった」と。余程ショックだったのだろう、近くの世界を知らなかったとは

 今のように全自動洗濯機や電子レンジ、そしてスーパーやコンビニが普及している時とは違う。女性で、大会社の重役にまで登りつめるのには、会社で朝早くから夜遅くまで仕事、家ではたまった家事がまっている。町内のことや、四季の移り変わりに目を向けている暇はない。息子さんから、「お母さんから情操教育を受けた記憶がない」と指摘されたそうだ

 採りたての蕗を大鍋で一杯きゃら蕗に煮付けた。とてもいい香りだ。

 日曜日に私の卒業謝恩会をわが家で開く。近くに居る兄家族や姉家族が集まってきてくれる。彼らのお陰で何とか勤め果せた。感謝感謝!  そこで、このきゃら蕗もメニューの一つにしよう。

 今晩はまたまたお疲れ会をしてくれるので外出だ。

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