冬至

2004年12月22日

 昨日は冬至であった。

 昔のしきたり通り、かぼちゃを食べて、柚子湯のかわりに夏みかんを入れた湯にした。

 こうしたことは、昔の人の生活の知恵であろう。緑黄野菜やビタミンの不足し勝ちな冬に、夏に収穫したかぼちゃを保存しておいて食べる。寒中にできるだけ身体を温める工夫として柚子湯にする。

 四季をなくした飽食の時代、エネルギー多消費時代とは違った。冬にトマトやきゅうりはない時代だった。暖房といえば、火鉢や囲炉裏があればいい方だったかも知れない。

 先日テレビで、中国人の季節労働者の労働状況を見た。白菜だけの煮付けに蒸しパン2個の食事。手はあかぎれとしもやけで膨れ上がっていた。若い女性たちだ。

 今の日本の豊かさ、特に若い人たちのみせかけの贅沢が怖い。

 さて、明日から少しづつ陽が伸びるのだっけ。

 

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