正月飾り

2004年12月30日

正月飾りは、一夜飾りは嫌われて、30日に飾る。

本来、旧暦の時代、毎月が30日(晦日)で終り、大晦日も30日だった頃、29日に松を迎え30日に門松をたてるのは、苦松(苦待つ)とか一夜松、日帰り松といって忌み嫌った

そんなことから、新暦になって大晦日が31日になっても、紙の簡易な門松は一夜飾りを避けられているのであろう。今日でも、旧来の立派な門松は13日以降に伐ってきた松をしばらくおいて、31日に仕立てられる。

てなわけで、九十九里浜の家の正月飾りをしに行って来た。

今晩は、千葉市の家で、暮の火の用心の夜回りの当番にあたっているので、九十九里町には明日また行くことにする。こちらでは、初日の出を拝みたいのである。

凍てつく夜空に澄み渡たるカッチ、カッチという拍子木の音と共に、「火の用ー心」「マッチ一本火事の元!」、「たばこの吸殻気をつけましょう」と、子供のころを思い出して数人で、大声で(わたしは小声)、30分間町内を回った。

 

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[スローライフ日誌]

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