72回目の広島、長崎の核絶の思いも、安倍さんにはどこ吹く風といったとこか。彼の言葉には心の真実がみられない。
先の7/7日、国連本会議で核兵器禁止条約がようやくの思いで圧倒的多数で採択されたが、日本政府は米国の核の傘の下にあるため反対し批准しないこととした。何たる事か。
この報道を受けた時、私は背筋が寒くなった。いよいよ日本は国際的孤児であるのか。反対した国々は核保有国である。日本は非核三原則で核兵器はないはず。この非核三原則もあやしいものだが。かつての国連脱退を思い出させる政府の愚行。怖い。
「あなたはどこの国の総理ですか」。9日、長崎の平和祈念式典で、被爆者団体からの要望書を連絡協議会議長の川野さんが安倍総理に手渡した際に迫った言葉だ。「ヒバクシャの願いがようやく実り核兵器禁止条約ができた。私たちはこころから喜んでいる。私たちをあなたは見捨てるのですか」と。
暑い厳しい夏はまだまだ続く。
(17.08.10)
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