カンボジアの旅 4日目

キエンクリエン障害者支援センター

交流会

在校生、教官、スタッフとわれわれ全てが自己紹介をした。

先方は農家出身の人が多い。
ほとんどが20歳代。
外国人を見たのは初めての人ばかり。
人前で話せるようになったのは、ここの訓練校に来てからの人が多い。

カンボジアの人はもともとシャイである。
しかし、ユーモアもある。
日本地図を掲げて東京はどこですかとの問いに、「地図の上にある!」 みんな大爆笑でした。

そのうちに、みなさん次々にカンボジアの地図の前に出てきて、お国自慢が始まりました。

みんなで昼食会

言葉は通じないが、みんな積極的。
現在カンボジアには義務教育制度がない。小学校も行ける子が行く。しかも、午前と午後の
2部制。外国語は、フランス語か英語を選択。
大体、教師などの知識層はみな殺されてしまった
次の世代を担う若者の教育・指導が最大の課題であろう


訓練校を卒業し、自立している人を訪問

バイクの修理店を開業した人。
看板に、AARJ「難民を助ける会・日本」の文字がある。  

ところがご主人、昼食に出ていて何時帰るかわからないという。
中央の背の低い人は、徒弟制度の弟子らしい。
抜き打ちフォロー調査となってしまった!

別のお店へ


背を向けて仕事中の人がこの主人。
お客が2人いるので忙しい。


弟子に指導もする。


これを取り外して、再利用するという。ほとんどぼろぼろ。
難しい作業だ!
因みにこのバーナーは自前だそうだ。

そのうちにもう一人お客がきた。
「かなり繁盛していますね」
「ボチボチ」、だそうだ。
ご苦労さま。


キエンクリエンのセンターに戻り、みんなとお別れ会。

日本の遊びとして、折り紙をカンボジアのみんなに教える。
みなさん器用で、すぐに熱心にきれいに折り始めた。
"鶴"が人気だ。

カンボジアの遊びとして、ボーリングのような、平たい何かの木の大きな実を使って、
10mくらい離れて5つ置かれた実にぶつけるゲームを、みんなで男女に分かれて楽しんだ。
大声を上げて歓声がとぶ!

最後にお互いの国の歌を歌い上げた。
我々は、「上を向いて歩こう
久々にこの歌を大きな声で歌った。懐かしかった。
帰り際に、戸口で、車椅子の男性が、ギターで「上を向いて歩こう」を爪弾いてくれていた
「この歌知ってるの、上手!」というと、満面の笑顔で頷いてくれた。

写真を撮る暇がありませんでした!

なかなか別れ難い…。

訓練校のみんさんから、とても明るい元気をいただいた。
有難うございました。
そして、気持ちよくわれわれを受け入れてくださって。本当に有難うございました。

[掲示板に寄せられた声]

カンボジアスタディツアー後の様子 投稿者:加藤美千代 投稿日:2006/06/19(Mon) 13:37 No.529 ?

今年3月に篠崎さんが難民を助ける会主催のカンボジアスタディツアーに参加されました。そのとき私はカンボジアに駐在しておりました。

ツアーのなかに障害者のための職業訓練校で訓練をうけている生徒たちと日本人参加者が一緒に折り紙をする、というプログラムがありました。

生徒達は、想像以上に折り紙を大好きになり、ツアーの皆様が帰国後も数日間興奮状態が続いていましたよ。授業の合間には、折り紙を折り、もとにもどし、折り・・の繰り返し。本当に楽しそうでした。

折り紙交流をしたときの写真をのせておきます。

生徒達は12月に訓練校を卒業する予定。ひとりでも多くの障害者が自信を持って楽しい人生をおくっていけるように応援を続けていきたいですね。


 

 


帰国の途に

ライトアップされた宮殿



20:25  TG699  プノンペン発
21:30        タイのバンコク着
       乗り換え
23:10  TG642  バンコク発 成田へ

 

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