ギリシャの旅 「3日目」 2005年01月28日

メテオラの修道院見学

メテオラとは

中空を意する「メテオロン」からきている地名。

ギリシャ中部にあり、西に広がるピンドス山脈の麓地帯に位置する。

標高700mほどの高さ。

麓のカランバカからバスで険しい道を登っていく。

ギリシャの宗教はキリスト教の一派ギリシャ正教。

395年にローマ帝国が東西に分かれた時、キリスト教も分かれた。ギリシャ正教の正式名称は東方正教会(Eastern Orthodox Church)。

この奇岩に、最初の隠遁者が現れたのは、10世紀のこと。

11世紀に入ると集団で修道生活を始めた。

14世紀にはアトス山同様の規律をもった組織とした。

一時は20以上も修道院があったが、現在は6箇所。

ひとが住んでいるのは5箇所のみとなった。

 

メガロ・メテオラ修道院見学

バスで下まで行ける修道院はここだけ。

撮影は外観だけOK。

古風で、見学の女性はスカート着用のこと。ズボン姿はご法度。

 

正面入り口

 

中庭

 

入り口から、登り階段、駐車場を見下ろす。

 

階段から他の修道院を望む。

この修道院の名は忘れた。

6箇所全て見たのだが。

これだったかな? 映画007シリーズのどれかの撮影舞台となったそうだ。

 

これは女子修道院

麓の街を見下ろす。

 

以降、午後はひたすら次の目的地デルフィの麓の町イテアに向かって、昨日来た道を213km南下

またバスの長旅。

途中、カラフルなミツバチの養蜂箱が多く見られ、牧歌的な気分に浸っていたが…。

綿花農家の大示威行為にぶつかる。

前日、その準備で、多くのトラクターが集合していた。

この道を通らねば、われわれはスケジュールは崩れる!

ギリシャは2、3年前EUに加盟した。しかし、ギリシャの綿花の不況は続く。EU諸国にもっとギリシャの綿花を買うよう、農家が示威行為に出たのだ。

幹線道路をトラクター群で封鎖。封鎖は1日続き、ホテルに着いてテレビを見たら、まだやっていた。

われわれは、道に迷いつつ、なんとか迂回して、2時間遅れくらいで、イテアに着いた。

またもや、長ーいバスの旅でした。

腰痛の始まりか。腰がおもくなってきた。

親しくなった人がすぐに湿布薬をくれた。ぷんぷん匂わせながら、以後の道中を進む。

 

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