7日目

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南アフリカの旅

2013年06月16日

香港着 12:25 

香港発 15:10 CX0500
成田着 20:30

ヨハネスブルグから14時間の飛行で香港着。
隣り合わせた白人の中年男性は人当たりが穏やかでよかった。
仕事で韓国に行くという。国連のユニセフ職員、教育担当だそうだ。名刺をくれた。
こちらは日本人だというと、「こんにちは」と。
アフリカは気に入ったかと聞くから、大好きになった、あのアフリカの優しい人々や動物、アフリカの時間の流れ方、アフリカのライフスタイルを、あまり壊さないで白人の開発など余計なことをしない方がいいと思う、というと、首をかしげてどうかなという雰囲気。
『アフリカの日々』はとてもいい本だと話すと、メリル・ストリーブの映画を見たがよくなかったという。わたしも映画も見たがそれよりも原作の本は大変いいと薦めた。
名刺の裏に、Better Education for Africa's Rise Project とあった。アフリカは今盛んに盛り上げようとしているのか。先の横浜で開かれていたアフリカ開発会議で、安倍首相は官民で3、4兆円の援助を表明していたが、アフリカ高級官僚たちの袖の下にならないように願うばかりだ。
何所からと聞くと、ボツワナという。国籍はと聞くと、ボツワナだそうだ。生まれはアイルランドと。国際的に活躍している人だ。
スケジュールがきついとぼやきながら握手を交わして行った。

旅の同じグループで80歳の女性が一人参加で斜め前に座った。道中小柄でいろいろと興味を示しいつも前を歩いていた。
四列並びの通路側に座り、中2つ席が空いていたのかな、飛び立つ前にステュワードが大きなインド人の男性を連れてきて、彼女に席を譲ってくれろ言っているようだ。
私は彼女の性分をなんとなく分かっていたので口を挟まないでいた。みんなお節介に、譲ってくれといっているのよ、などと集まり言い始めた。旅も終わり近くなると、みんな慣れた風になり人の世話をやきたくなるものだ。
彼女は、みんな煩いとばかりに頑と席を譲らない。「私はここでゆっくり眠っていきたいの。太った人は自分が悪いんでしょ。二人分の料金払っているの」と。
見かねた別の通路側の日本人男性が席を譲って、飛行機は飛び立った。
彼女の自己主張は立派だとおもった。それを通した。凄い。ああありたいものだと思った。そして、譲ったひとも、これはこれでいいことだ。

 

とこうして、香港に着いた。

成田にスーツケースも無事着いた。

お世話になった方々、有り難うございました。

[完]

 

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