4日目、5日目

海外旅行記 > ベトナムの旅 > 4、5日目

ベトナム中部の旅

18年1月21日(日)  晴れ

ホイアンの見学

かつてはアジアとヨーロッパの交易地として栄えた。日本が鎖国政策をとる前の16世紀〜17世紀には日本人街もあった。
およそ180年前の街並みが残る旧市街は世界遺産に登録されていて、多くの観光客でごった返している。

旧市街地に入る広場。ここからいわば入場券が必要。

 

これが日本橋。正確には来遠橋(らいおんばし)
1593年にホイアンに住む日本人が建てた屋根付きの橋。新2万ドン札にも印刷されている名所。(2万ドンは90円くらいかな) 橋の中央には寺があり、大鯰の存在を信じその怪物の鎮魂を目的に作られたという。この辺りは常に大洪水が起き、建物は2階建てがほとんどである。

橋の入口

向こう側が日本人街だった。

橋の中奥が寺となっていて、大鯰が鎮魂されている。

橋の天井にその旨書いてあるのかな。


中国人街側を行く。

 

フーンフンの家
貿易商人の家。200年前に建てられた木造の家。ベトナムと中国様式と、屋根は日本様式が取り入れられている。

2階ベランダから日本橋を望む。



向かい側の屋根。


中華系の会館。


居心地がよさそうなカフェとなっている平家。


海のシルクロード博物館(貿易陶磁博物館)
伝統的2階建ての民家を博物館として活用。近くで発掘された陶磁器や沈没船からの引き上げ遺物などで、日本人街や御朱印船など描いた絵巻などから当時の日本人の姿がうかがえる。

入り口

中の坪庭

2階のベランダから街並みを。


栄えていた当時のホイアンの地図絵。交易の本拠地だったことがうかがえる。


福建会館
福建省出身の華僑の集会所。現在も使われている。
華僑は華やかだ。


よく見かける木。名を忘れた。

景徳鎮の壺。

 

 

午後は、とても心持ちのいい穏やかな旅慣れしているご夫妻とご一緒させていただき、ホテルで借りた自転車でホイアンの街を散策した。
ホテルは夕方7時まで延長使用にして。
自転車は、10年程前、シンガポールのセントーサ島で乗ったので、大丈夫と思いきや、乗った途端に転び、年寄りの冷や水は止めにした。あとはご主人の後ろに乗せてもらったり、歩いたりして、本来の地元の旅心を満たした。感謝感激です。

ドリアン売りを見つけた二人、早速停まってドリアンを1個分ペロリ。奥さんが大好きなそうな。

中通りは自転車走行は無理なほどの混みよう。


街突き当りに市場がある。

そのホイアン市場での果物の選り好みや試食やらが始まる。
女店主との掛け合いの面白い事! 3割くらいの値引きで話がまとまったら、何故か私が叩かれて、大笑いとなった。私は値引き交渉は、半額までしたいほうでして、はい。
南洋の珍しい果物がたくさんある。マンダリンという小さなみかんはとても甘かったな。泊っているホテルでも朝よく出ている。


カフェで一休み。
美味しいコーヒー、エスプレッソだった。市場の喧騒を眺め、のんびりしたひと時を愉しんだ。

 

今度はトゥボン川べりを行く。

対岸も素敵だ。

 

さて、宿に戻ってきた。3時間くらいの散策だったか。

汗びっしょり。部屋でシャワーを浴びたり、横になって夜間飛行のため休養をとったりして、チェックアウトの荷造りをしたりして、7時からホテルのレストランで夕食。
クラブサンドウィッチがとても美味しかった。美味しそうなワインは私はパス。フライト前でも飲んでしまうと機内で大変な状態になってしまう。知人の医師曰く一過性脳貧血を起こすのだろうと。根がのん兵衛のため、うっかり飲みそうになるのだが。クワバラクワバラ。

 

帰国の途に

8時の迎え車でダナン空港へ。

今日午後半日のオプショナルツアーを一人14000円で選んだ人たちと合流。彼らはバナー高原のファンタジーパークとやらに行った。帰ってきた人に聞くと、高原は霧と雨で何も見えなかったという。トホホ。
我が自転車組のご主人、こっそりと、こちらは一部屋4000円足らずの延長代で、南洋の果物食べて、シャワー浴びて昼寝して、何だか勝った気分だね、と笑う。
私は人工的テーマパークとやらは苦手で、デズニーランドすら行ったことがない。
彼らは両手に抱えきれないほどの土産ものを買い込んできた。前の日までにもたくさん買い込んでいる。
従って、空港でスーツケースを開け、はち切れんばかりにして飛行機に預け、手荷物もいっぱい持って
出国をした。

私は来るときに隣り合った親子を出発ゲート前で探した
向こうから声を掛けてくれた。ただ、女の子、高熱を出してしまったという。プールで遊びすぎたのかと。
ママに抱かれてぐったりしている。かわいそうに。気のせいか、ママの声もかすれている。一番後ろの席にしてもらったという。
旅慣れているとはいえ、大変だ。母は強し。

 

もう5日目に入るな。

18年1月22日(月)

ダナン発  00:10  VN0318
成田着   07:35

無事帰国。ベトナム航空は時間が実に正確である。
成田空港には保健のため体温測定ゲートがあるが、あの親子はどうなったか。

私は手荷物のみなので即空港を出た。
近場などの旅ではいつもそうしている。預けた荷物が勝手にどこかへ行ってしまわないように、安全安心のため。

朝の寒さは覚悟していた。ダナンのテレビで、NHKワールドの日本の天気予報を見ると、22日は雪マークがついていたから。
日中いっぱい千葉は雪は降らなかったが、夕刻から降り出し、夜かなり積もった。

避寒のつもりででかけたのだが、何と何と、まいったな。

午後に予定していた外出はキャンセルした。

 

お世話になった皆様に感謝します。

 

[完]

[j前へ]←

[海外旅行記]

NewChibaProject