第33回会合のもよう

千葉ウィメンズ・フォーラム

こころをスローにすること実行委員会

2010年11月29日(月)
「ありそ亭青山」にて
12:00〜14:40

第33回を数える会合は、爽やかな小春日和の日、東京南青山で越前料理をいただきながらの相変わらずの賑やかな昼下がりの一時でした。
この会場での開催は2度目です。
メンバーのお一人がこのありそ亭の立ち上げからプロデュースに携わってきたので、社長から電話が入り、越前の本社の方で「蟹」で忙しくて伺えないと、大いにサービスして下さった。


前菜。
上段左から、鯖のへしこ(ぬか漬け)、湯葉、秋蕗。
下段左から、蒟蒻の黒ごま和え、etc.etc.etc.


忘年会も兼ねてこの1年を振り返りました。

 


鯖寿司

一家5人を抱えた転勤族のご長男が退職した話し。
3ヶ月で1日の休暇もとれず、娘は小学校を1年間で3度転校したこともあったとの状態で過労死寸前までに窶れ、流石にこの春退職を決意した。その彼に母親として、「よくぞ退職の決意をした。あっぱれじゃ」と応援の声を掛けてあげることができた。スローのこころを少しは会得できたからかと、晴れやかに話して下さった方。
そうでなかったらこの不況就職難のご時世、どうして辞めるのと叱責していたかも知れないと。その彼の奥さんが、今度は介護士の資格を取って働きはじめた。前々からやりたかった仕事だと。
そして、「うちの近くに住みたいと言うの。自分の親の近くがいいわよ、私は煩いわよと言ってもきかないの。ゆくゆくは私たちの面倒をみてくれるんですって」
このお宅は今は落ち着いてきているようでなによりでした。

病気にいろいろと罹り、バワァリンを飲むのだが、大好物で冷凍庫にたくさん保管してある納豆は絶対たべてはならぬといわれて、何とか逃れようとしている方。
もう一人、自称病気の問屋さんは、これまた殆どの病気は体験しているのでその一言が効く。


鰤大根

今朝沼津から出てきて、またすぐに沼津に帰るという人。
明日陶芸教室があるからと。
立派な本宅がたしか成城にあるのに。
多彩で多趣味で、ゴルフは勿論のこと、陶芸、料理、韓国語習得、韓国へは今年3ヶ月は行ったらしい。それでも少なかったと。

やはり時間が足りないのが困るとおっしゃる方も。
読みたい本がたくさんある。全集なども読破したい。時間が足りない。
来年は時間割を作らなければと。

有料老人ホームの話し。
老人ホームに入るのならば、素敵な景色のいいところ等選ぶよりはこれまでと余り変らない環境を選んだ方がいいとの貴重なアドバイスも。

93歳のお母さんを一人で介護中の話し。


鯖の浜焼き

そして、漸く、今年1月に最愛のご主人を亡くした悲しみを話せた方。
これまでその話はできなかったひとです。
1年してやっと少しは本来の元気が出てきてよかった、よかった。

その他、もろもろのお喋りを楽しんだ。
(家に帰ってからもまだ続きのお喋りを電話でした次第!)


隣りの福井県物産館でお土産のお買い物。
福井県に行きたくなりました。
越前ガニでもいただきに。
和服をお召しの方、遠足篇・能登2の折に「能州紬」の着尺を買ったものを仕立ててのお披露目です。
とてもお似合いで素敵です。

相変わらず仕事で世界を駆け巡っていてちっともスローライフでない方、風邪が長引いてまだ伏せっている方、そしてご家族でニュージーラントにスローに旅している方など、ご欠席の方々もそれなりにスローライフを心掛けてはいるようですよ。

 

夕方の帰りの電車で、遠くに陰富士が見えました。
総武快速線は高架になっているので、千葉が近くになってくると、空気の澄んでいる日にははっきりと見えるのです。

明日もよい日でありますように。

(10.11.30) 

 

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