有り難い激励電話

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スローライフ日誌

2011年04月05日

友人からとても心温まる励ましの電話を頂いた。

私は人一倍感情移入は激しい方だから、今は震災に関するテレビ報道、新聞、雑誌などは見ないことにしている。
初めの頃は必死で見ていたが、申し訳ないがこちらの情緒まで不安定になり始めたので、止めた。
ニュースは出来るだけ見るが。
本など読む集中力はなく、冬物の衣類の整理や庭の草取り、近々出発するオーストラリア旅行の準備などをして、出来うる限りこころをスローにもつようにつとめていた。

そこへ人生の大先輩の友人からの有り難いお心遣いの電話。
こちらの胸も張り裂けそうな東電への非難で、貴女は元気にしているかしら、と。
ご本人の親戚が相馬にあって、避難宅としてうちへどうぞと申し入れたが、遠慮からか断られたとか。

わたしの一応は元気な声に安堵してくださった。
そして、"戦争を体験しているが、あの時よりも今回の世の中の愚かさに幻滅した。こんなに日本人はダメになっていたのかしら"と。

物質的豊かさが、世知辛いある種の気持ちが、自分を守る間違った方向性、自分を他よりよくしたい欲求が、強まってしまっていたのか。
無難の人が買いだめ、買い占め、買い走りの風評をおこす。
計画停電で自分のところが消え他の地域に電気がついていると、不公平だと非難する。
他人への思いやり、分かち合いの気持ちが消えてきたのか。

ともかく、友人の暖かいお声掛けで大分こころも安らいだ。
有り難うございます。
スローでいられることが、申し訳なく、有り難い昨今だ。

 

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