高齢の役得

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スローライフ日誌

2015年05月20日

昨日は何時になく愚図の大忙しだった。
午後、1時から霞ヶ関である審議会に出席し、終わって次は上野の東京都美術館で「大英博物館展」を観た。
私は年齢的には立派な高齢者である。が、こころと見た目など、出来るだけ老け込まないようにと努めているつもりなのだ。ただどうも童顔なので、白髪は隠さずに自然のままにしている。若い頃は折角の緑の黒髪を染めたりしていた程なので、いま白髪が混ざって程よい加減だ。

で、さて、快速総武線にゆっくりと乗り込んだ。午前も終わりの時刻、多少混んでいて空いた座席はない。
と、若い学生風の男性が、私を待ってましたとばかりに、にこやかに笑って「どうぞ」と立って自分の座っていた座席に招いてくれた。
断っておくが、決して座りたくてきょろきょろしたりはしていなかった。
咄嗟のことでちとびっくりした。「大丈夫ですよ」と言っても、「どうぞ」とにこにこしていて気持ちが良い人だ。
こちらもその気持ちに応えたくなった。「有り難うございます」といって座った。
少し複雑な気持ちがよぎった。背筋も伸ばして目一杯気取っていたつもりが、やはり余程高齢に見えたのかな、疲れて見えたのかな。歳は隠せないのかな。ともかく、気持ちの良い人には頼っていく歳にはなっているのだな。

東京都美術館では、入館料を払う際に65歳以上は1600円のところが1000円になることを知った。
600円引きは嬉しい。が、なんら証明書を持ち合わせていない。念のために聞いた。「証明するものをもっていないのですが」、と「生年月日は」と私の頭を見ながら問うてきた。「昭和……」と応える。そしてOK。聞いてみるものだ。

高齢者の役得と言おうか、いろいろと社会にお世話になっている歳なのだなと立て続けに実感した次第。  

 

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