『酒』

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読書日記

2022年1月29日

『酒』 大越智華子 三笠書房 1800円+税

酒とあって著者はとみたら大越とある。彼女だなと即買った。
町内会の知人は駅前にリカープラザを展開していてそこの娘さんだ。
娘さんといってももう立派な年代の人。日本中、世界中を巡って酒を研究している。だからこの本はビールからウィスキー、ワイン、ブランデー、スピリッツ、リキュール、そして日本酒、焼酎などなど、ワールドワイドに歴史的に地理的にともかく情報満載だ。読みやすく、引き込まれて、飲みたくなる。
若いころは私もよく飲んで楽しんだものだ。読みながらそれぞれのころのことが思い出されてくる。本物の酒には、歴史があり、作り手の約束事があり、宗教とかかわり、そして小説に取り入れられ、映画にも欠かせない貴重な文化だ。
酒の奥深さを教えてくれるいい本である。さ、極上の酒で人生に潤いを!! もう一杯と。 

 

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