福の会(河豚の会)

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スローライフ日誌

2013年02月10日

今日は旧暦1月1日。
明日は2月11日。建国記念の日。
香港で仕事をしている高校時代の友人は、春節休みを利用してこの頃帰国する。
それを待ちかねて、高三時代の同級会幹事役の三人で、季節のフグを食べながらおおいに盛り上がる。
名付けに凝る私は、フグの会より秘かに「福の会」としている。

このところ海外(主にアジア)との関係がきな臭くなって来ている折から、香港の彼のことが気掛かりで、いろいろと聞く。
以前の会社時代を含めると、18年間アジア海外で勤務しているそうだ。
PM2・5だとか、ボーイング787に使われている日本製部品の話しだとか、さらりと解説するが、海外赴任の人の平均寿命は日本で働いていた人よりは短いなどとそれなりに気になっているのかな。
気苦労しているのは確かだ。香港に彼を訪ねた時気付いたが、とても丁寧に、特に対人関係に気を配っていた。

スポーツマンの彼は、今の日本の風潮、力による指導否定一辺倒に、大いなる疑問を投げかける。
暴力とみるか厳しいしつけ・指導とみるか。お互い意思の疎通がないのがもともとの原因ではないのか。意味のない暴力がいけないことはあまりにも当然である。
われわれはみな同意見で、だからいいも悪いも分からない、ふよふよな若者ができてしまうのだと嘆き節に。

そう言えば、高校時代、ある授業時間に、先生が冗談のように、「お前らは後ろで逆立ちしてろー」と怒った。悪戯していたのかな、何人か教室の後ろに行って逆立ちを始めた。1回で止めた生徒もいたが、ずーと顔を真っ赤にして逆立ちしっぱなしの生徒もいて、「ほんとにバカだなお前ら」と先生は苦笑、教室の生徒たちも笑い出したということもあったっけ。

さらに、おかしい話しで爆笑した。
もう一人の彼は、当時教師として同校に兄さまが赴任していて、当時の高校事情に詳しい。
現在はやはりセカンドライフ。某社の常勤顧問として爽やかに勤めている。
あの頃ミロのヴィーナスが来ていた、みんな観に行ったよね、と。
ふーん、とわたし。
裸のミロのヴィーナス、観に行ったよ、と。
そこで私ははたと気付いた。そうなの!? 裸を観に行ったの。
そう、当時はみんなその関係の雑誌は持っていたけど、僕は奥手で持ってなかったの。
(男子が殆どの高校だった。伝え聞くところによると、今は男女半々くらいになっているという)
へぇー、そんなものなの! はじめて知ったわ。だったら私は50年奥手だー、と皆で大笑いになった。
世界の美術品もクシャミをしていることでしょう。

二人とも、わたしのことをお姉さんだとか総務部長(町内会の)だとか呼んで楽しんでいる。

古き良き時代の話し、古き良き友はいいな。
ほのぼのとしているな。
 

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