『だれでもできる楊名時太極拳』

トップ > 日記

読書日記

『だれでもできる楊名時太極拳』 山と渓谷社 楊慧監修 1800円+税

楊名時太極拳をDVD付きで分かり易く解説している。
太極拳は、1600年〜1680年に中国河南省の陳一族が家に伝わる拳法を陳家太極拳として創出した。1799年〜1872年に陳家について修行した楊露禅が北京に赴いてこれを広め、「楊家太極拳」の基礎を築いた。
その後、武家、呉家、孫家なども加えた主流五家の太極拳が全中国に広まる。
1956年には中国政府が楊式太極拳をもとに主要な動きを24式にまとめて簡化太極拳(24式太極拳)を制定し、tai-chiと言い世界に普及している。
「楊名時太極拳」は、戦時国費で日本の京都大学に留学してきた楊家の名時氏が、戦後も日本に留まり楊式太極拳を広めたもの。

本著を読んでいくと、太極拳が特に現代人にも健やかに暮らせるための心身の作り方の基本であることが分かる。
気を取り入れ、虚心になり、中腰でゆっくりと心身を動かしていく。
10分前後で24式を演舞するのだが、本格的にするとかなり筋力を鍛える

終えた後が清々しい。
身体と心を鍛えるには、日常的に誰にでもできる、本当にいい運動だ。
私はこの6、7年、月3回のペースで太極拳同好会に通っている。

 

[前の日へのリンク]← 
→[次の日へのリンク]

NewChibaProject