おしゃべり・トーク

退職日記

         
   

2004年05月09日

 この日記は、退職に係ることに関して綴ってきたので、間延びしたり、のんびりだったりしたが、この間、結構大勢の人に会っていたようだ。

 というのが、退職してつくった新しい名刺が、全部なくなったのだ。

 会社の肩書きのない、さっぱりとした名刺を1箱、つまり100枚つくったのだが、それがこの1ヶ月で全てはけてしまった。何回となくお疲れ会をしていただいたり、新しい会に出席したりしていたからであろう。

 また新しく1箱注文した。肩書きのない身は、さっぱりしたものでいいものだ。ただ誰かとお会いした時に、特に後で連絡のやり取りが出てくることが予想される場合は、名刺がないとかえって手間をかけるので、個人の名刺をつくってみた。隠居するわけではないので、やはり必要だ。

 組織の肩書きがないということは、精神衛生上ほんとにいいものだと思う。過日、一年前に公職の要職を退職した女性と会ったが、とても清清しく、明るく、美しく見えたのでびっくりした。時間的、精神的な束縛から解放され、でもやるだけのことをやったという、ある種の満足感と自信が滲みでてきたのではないだろうか。以前もきれいではあったが、やはり現職中は、重苦しい焦りのような気配が付いて回っていたのは否めなかった。

 (後日、友たちと久しぶりに会ったが、分かれて後、わたしのことを全く同じように感じたとあとからメールがはいった。)

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