出雲大社への旅 そのT

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スローライフ日誌

2013年05月31日

出雲大社60年目の遷宮(遷座)が話題になっている。
60年先はいかにせん出来ないだろうから、5月の遷座が済んだのでお参りしてきた。

公式参拝ができるツアーに便乗した。
2013年5月27日から29日まで、2泊3日の旅。

新幹線で倉敷まで、バスで皆生温泉まで、バスで出雲までそして岡山まで、そして新幹線で東京。
新幹線には改めて驚いた。東海山陽線だけでも5分おきくらいに発車している! これでは世界一の新幹線、納得する。

………
1日目は、倉敷を散策。
古い街並みが落ち着きを装っている。

大橋家住宅 (国指定重要文化財)
江戸時代から栄えた庄屋。
町屋なのに長屋門の構えを許された。


長屋門 入り口


中庭の奥に広大な主屋


座敷に飾られている古いお雛様。


奥には坪庭が幾つかあり、明かり取りとなっている。
暫しゆっくりと座って寛ぎ、新幹線の疲れを癒した。
こうした空間が日本人にはこころ休まる。もう立派に年寄りだ!


左側が米蔵、右側が主屋の広い土間
土間には米俵が山積みに納められた。


倉敷川沿いの古い街並み


美観地区として整備されている道の入り口。

旧大原家住宅 (国指定重要文化財)
倉敷窓や倉敷格子、白壁など倉敷の典型的な町屋。

有隣荘 大原家に嫁がれた方が病弱で別宅として建てられそこに住んだ、と、行き会わせた親切な地元の品のいい紳士が話してくれた。
この地には珍しい鶯色の屋根や茶色の壁。

倉敷川に架かるこの今橋を渡って道路を挟んで左側に旧大原家がある。


今橋の反対側には大原美術館
月曜日だったので休館。


人力車が似合う街角。


川沿いに栴檀(白檀)の大木が数本。甘い香りを強烈に漂わせている。
"栴檀は双葉より芳し" の 意は、栴檀(白檀)は芽を出したときから強い香りがあり、立派になる人は幼い頃から優れていることの例え。

倉紡記念館を見学。
倉紡記念館は、倉敷アイビースクエア(倉敷紡績所工場跡地ー江戸時代の倉敷代官所跡地に建てられた)内にある、当時の原綿倉庫を改造した。
当時の倉紡への積み荷や出荷の船着き場が、栴檀の大木の処にあった。


混綿行程の一部となる機械。1906年イギリス・ブラット社製。


昭和天皇のお越し。


倉敷らしい佇まいが随所にあり、こころ和む街だ。

20数年前ほどに一度倉敷には来たことがあった。
仕事だったので、こうした気の向くままの街巡りは出来ずに、当地随一の大会社社長に接待いただき、一泊して帰ったのだった。  

 

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