憬れの「水の都」ベニスである!
バス駐車場から降りて、水上バスでジュデッカ運河を30分走ると、左手にサン・マルコ広場に建つ大鐘楼が見えてくる。

霧にけむる。

向こうに霞むのは、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会。
サン・マルコ広場の正面にある小さな島に建っている。

こうした小道に入ります。

ここは一般の船着き場。
青い藻がついているところまで、海水は満ちるのです。


ホテルに食材を運んできたボート。
水路は重要な一般道なのである。

映画007シリーズの「ロシアより愛をこめて」のエンディングシーンはここら辺りだ。

立派なホテルの入り口。
水路に向いている。

ここも高級ホテル。

高級ホテルになると、送迎用のゴンドラも煌びやかだ。

正面がサン・マルコ寺院。
右手は、ドゥカーレ宮殿。
9世紀にヴェネツィア共和国の総督の邸宅兼政庁として建てられた。
評議会の間、元老院の間、裁判の間などある。
各サロンを飾る豪華な装飾、絵画はすごい。
世界一大きな絵もある。
小さな運河を隔てて後ろは牢獄で、裁判の間からその牢獄に通じて運河に架かっているのが「涙橋」である。

手前の上に架かっているのが涙橋。
サン・マルコ寺院。
ベニスの商人の贅を尽くした寺院。



サン・マルコ寺院の前を抜けて、海に向かって右手に広がるのが商館、アーケード。


中はこのようなアーケードが続き、バールやムラノガラスなどのお土産やがある。
その前に広がるのがサン・マルコ広場。
往年の名画「旅情」で、キャサリン・ヘプバーンが夏場のここのオープン・テラスで一人お茶を飲み、土産物屋のロッサノ・ブラッツィと恋に落ちるいい場面がある!

こんな賑わいでも、人が少ないそうだ。
二本の円柱は、ギリシャから持ってきたもので、1174年に据えられた。
左側は、聖マルコの翼のあるライオンを、右側は鰐に乗った聖テオドルをいただいている。

さあ、そろそろ帰りましょう。


ホテル・ダニエリ。
アドリア海に面している。
ワグナーやプルースト、アガサ・クリスティーの定宿だった。


ここにも統一の王、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の勇姿。

ベニスの見納め。
お昼はイカスミのパスタでした。
久々にお歯黒を楽しみました。
次は「花の都」フィレンツェに向けて、また3時間20分のバスの旅です。
トイレ休憩は、フェラーラにて。
フェラーリの工場もあり、F1観戦のためにわざわざくるファンも多いとか。
古くはエステ家がここの領主で、バルサミコ酢を食前酒などとして振るまい、ここの名産にした。
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