第三日目

中国四川省の旅

成都市街

2008年北京オリンピックの観光客目当ての道路工事がいたるところで行われている。

 

 

楽山大仏

成都から南西に150km。
車で2時間。

大渡河と青衣江が交わり大河・岷江となるところに楽山大仏がある。
正式には、凌雲大仏という。
唐の時代713年、凌雲寺の僧・海通が度重なる岷江の水害を鎮めるために大仏建造を開始。
90年の歳月を掛けて803年に完成。

高さ71m。
世界最大の石刻仏像。

岩を頭の部分から彫り進めた。


楽山大仏を河から見学する舟の発着所。

対岸の現代的ビル。
遠くに微かに見える岩が大仏の彫られている断崖。

大仏の両脇にも石刻が多くある。

この階段を登ることもできる。


いよいよ拝顔。
まだ大きな指しか見えない。

わっ、大きい!


生憎と逆光でーす。

遠くから、涅槃像に見えなくもない、大仏の彫られた断崖。


今度は、陸路から、つまり岩山を登って、御頭を拝見。

「楽山大仏」入り口。

唐代の「仏」という彫刻


唐代の弥勒菩薩

唐代の彫刻が、文化大革命の時に削られた痕。

途中、対岸の現代的ビルが望める。
2つの河が合流しているのが、河の色の違いでよく分かる!

「龍」の彫り物。
頭の下に「龍」と彫られている。
この龍が暴れて水害を起こすとして、この龍を楽山大仏が抑えたわけだ。

龍には必ず虎がいる。竜虎。

仏さま。
日本で言う、布袋様。

御頭を拝む入り口。

大き過ぎて、ほんとに御頭しか見えない。


凌雲寺(大仏寺)の中。



大仏建立を始めた僧・海通の像。

後継ぎ。

 

 

昼食

何やら凄い立派なレストランでした。

正面には広い池。

ロビー

 

 

峨眉山へ

峨眉山は成都の南西140km、車で約2時間のところにあり、3000mを超す山々が連なる。
神秘的な雰囲気から、「仙境」(仙人の住む地)とか「普賢菩薩の道場」といわれ、中国四大仏教名山の一つ。

峨眉山観光入り口報国時から専用登山バスで2時間強、金頂ロープウェイ乗り場手前まで登る。
急カーブが続き、写真どころでない!

ロープウェイで20分ゆく。
雲の中を登る。
幻想的である。

 

頂上に近づくにつれ、雲が切れてくる。


あとは、徒歩で金頂(観光の頂上、3007m)まで、階段を登る。

頂上の建物が工事中で、中ほどに写っている人夫さんたちは、セメントやその他の重い建築資材を背負って、階段を一歩一歩登っていく。



隣の山が雲海から浮かんでいる。

下山。
ロープウェイを降り、登山バスの待つところまで、急な下り階段をと徒歩で下りる。



なかなか幻想的でよろしい。
しかし、足、とくに脹脛はかなり辛いぞー。

 

[第二日目]← →[第四日目]

NewChibaProject